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三津寺 : ウィキペディア日本語版
三津寺[みつでら]

三津寺(みつでら)は、大阪府大阪市中央区にある真言宗御室派の準別格本山。地元では「みってらさん」「ミナミの観音さん」の通称で親しまれている。摂津国八十八ヶ所第二番霊場、大坂三十三観音札所第三十番札所。
本尊は十一面観世音菩薩で秘仏であるが、本尊と同じ姿の石仏が山門を入ってすぐのところに祀られている。
== 歴史 ==
院号の大福院は、行基四十九院のひとつである大福院を指し、当寺院の前身である。
寺院名は三津(御津)という地名に由来し、中世に荘園が成立する頃には寺院名に由来する三津寺荘という地名になり、逆転現象が起きている。大坂の陣以前まで三津寺村だったが、以後島之内の開発により大坂三郷に入った。
* 天平16年(744年聖武天皇の勅命により行基が創建。
* 文禄年間(1592年1596年)に僧賢愚が中興
* 寛政3年(1791年)焼失。
* 文化5年(1808年)再建。現在の本堂で、その前には「おびんずる像」の撫仏がある。
* 大正3年(1914年)に明治45年(1912年)に焼失した末寺の松林庵を合併。
江戸時代から平成元年(1989年)まで、当寺院南側の三津寺筋に沿って「三津寺町」の町名があった。現在も御堂筋との交差点名に使用されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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