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三照 : ウィキペディア日本語版
三照[さんしょう]

三照(さんしょう)とは天台大師智顗が「華厳経」の四照の譬喩を「法華経信解品の長者窮子の譬えの文に当てはめて顕したもの。「摩訶止観」巻一(要出典)に載っている。
三照の三とは仏の教導が及ぶ機根を高山・幽谷・平地の三つに配したものである。
智顗は照平地(平地を照らす時)をさらに食時(午前8時)・禺中時(午前十時)・正中時(正午)に三分して五時教判の基とした。
仏がこの世に現れて説法を開始する時、まず内容の高度なものを説く。それは恰も旭日がまず高い山の峰を照らすような者である。これは説法の次第で言うと華厳経に当たる。
== 出典 ==

* 『仏教語大辞典』(中村元著、縮刷版、東京書籍)475ページ


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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