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三酸化キセノン[さんさんかきせのん]
三酸化キセノン(さんさんかキセノン、Xenon trioxide)は、化学式が XeO3 と表されるキセノンの酸化物。キセノンの酸化数は +6 で、非常に強力な酸化剤で、水と反応するとゆっくり分解して酸素とキセノンを放出する。この反応は太陽光への暴露によって速められる。有機物と接触すると爆発する。 六フッ化キセノン (XeF6) やオキシ四フッ化キセノン (XeOF4) の加水分解によって発生する。Smith によって 1963年に化合物の外見やX線構造などの報告がなされている〔Smith, D. F. ''J. Am. Chem. Soc.'' 1963, ''85'', 816-817.〕〔Smith, D. F. ''Science'' 1963, ''140'', 899-900.〕。XeO3 を得るための加水分解には水のほか、ジフルオロリン酸 (F2P(O)OH) も用いられる〔Foropoulos, J., Jr.; DesMarteau, D. D. ''Inorg. Chem.'' 1982, ''21'', 2503-2504.〕。 XeO3 は水酸化ナトリウムの水溶液中を1~2週間放置すると過キセノン酸ナトリウム (Na4XeO6) の結晶を生じる〔。 == 参考文献 ==
* Webelements periodic table: page on Xenon(VI) oxide
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三酸化キセノン」の詳細全文を読む
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