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上信電鉄100形電車 : ウィキペディア日本語版
上信電鉄100形電車[じょうしんでんてつ100がたでんしゃ]

上信電鉄100形電車(じょうしんでんてつ100がたでんしゃ)は、かつて上信電鉄上信線で使用していた通勤形電車である。
本形式は西武鉄道から451系を譲受したもので、1980年頃から1981年にかけて制御電動車クモハ100形と制御車クハ100形からなる2両編成3本(101編成 - 103編成)が入線した。編成を組むクモハとクハは同一の車両番号である。このクハ3両はいずれも451系クモハ451形の電装を解除したものである。
102編成(クモハ102-クハ102)は1984年正面衝突事故の被害を受け、翌1985年廃車。代替として2両編成1本(クモハ105-クハ105)が急遽入線した。転入整備は上信電鉄が実施した。なお、105編成は種車の出自から、クモハの前面はクモハ451形に由来する3枚窓、クハの前面は西武時代にクモハ451形と編成を組んだ元601系のクハ1651形に由来する湘南形2枚窓の相違があった。
運用開始当時のカラーリングは、200形登場時と同じデザインで、茶色とクリーム2色基調であったが、上記の事故以降、デザインはそのままに赤とクリーム基調となり、103編成の晩年は200型と同じく旧標準塗装から紺色の帯を省いたサーモンピンク(コーラルレッド)一色となり、これは廃車後も長らくそのままであった。
その後、老朽化のため全車廃車され、最後まで運用されていたクモハ103-クハ103が1996年の廃車後に高崎駅で2012年12月現在、倉庫として使用されている。車体は長らく野ざらし状態であったため荒廃が著しかったが、2012年11月に廃車後初めて塗りなおしが行われた〔鉄道ファン公式サイト 2012年11月8日〕。塗装はサーモンピンクの地に紺色の帯が追加され、デハ205と同じ旧標準塗装となった〔鉄道ファン公式サイト 2012年11月14日〕。なお、このカラーリングで営業運転に就いた事はない。
西武鉄道から各私鉄に譲渡された元451系のほとんどは解体されており、現存するのは倉庫代用とされているこの車両のみである。この車両は高崎駅を籠原方面に行くほとんどの列車から見ることが可能である。
== 譲渡された車両 ==

*クモハ101-クハ101(西武クモハ455-クモハ468)1993年廃車
*クモハ102-クハ102(西武クモハ467-クモハ464)1985年廃車
*クモハ103-クハ103(西武クモハ463-クモハ466)1996年廃車
*クモハ105-クハ105(西武クモハ461-クハ1662)クモハ105 1994年廃車、クハ105 1996年廃車

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「上信電鉄100形電車」の詳細全文を読む



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