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上名久井館[かみなくいだて]
上名久井館(かみなくいだて)は、青森県三戸郡南部町上名久井に所在した城館跡。別称「名久井館」 == 沿革 == 名久井岳の尾根の東端を利用して、馬淵川の右岸の丘陵に東西160m×南北100mの規模で、館は大館と小古館の二つに分かれている〔(地図閲覧サービス) 国土地理院 〕。四周に土塁と館をめぐらし、南北に掘割を構えていた。 築城時期は不明。戦国期の城主の東彦左衛門の居館であったといわれ、近くの下名久井館と共に、もとは工藤氏の居城であったが、工藤氏は三戸南部氏と関係が深く、屋敷を東に構えたため、東(ひがし)氏と呼ばれたといわれる。天正19年(1591年)の九戸政実の乱では南部信直方に与した。 天正20年(1592年)、「諸城破却書上」には「糠部郡之内 名久井 平城 南部 中務 持分」とあり、破却はまのがれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上名久井館」の詳細全文を読む
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