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上川 大樹（かみかわ だいき、1989年11月9日 - ）は、山口県山口市出身の日本の柔道選手。階級は100kg超級。身長185cm、体重156kg。血液型B型。組み手は右組み。段位は四段。得意技は足技〔「柔道全日本強化選手名鑑 2016」近代柔道 ベースボールマガジン社、2016年4月号〕。現在は京葉ガスに所属している〔〕。 == 人物 == 柔道は5歳の時に松美柔道スポーツ少年団で始めた。2つ年下には後に73kg級で世界チャンピオンとなる大野将平がいた〔〔上川強敵破り初V！日本の金最多の10に スポーツニッポン、2010年9月14日配信〕。 山口市立鴻南中学校を経て、崇徳高等学校に入学。高校3年の時にインターハイ及びジュニアの体重別を制して、将来性を高く評価された。明治大学進学後も一定の成績を残すものの、首脳陣が寄せる大きな期待に見合うだけの結果は必ずしも残せているとは言えなかった〔。 内股や払腰など切れの良い技を持っているが、ムラがあるのが難点で〔世界柔道：日本、男女無差別級制す…金は過去最多の10個 〕、全日本監督の篠原信一からは「技の切れは抜群だが、気持ちが弱い」と評されていた。また上川本人も「ネガティブな性格」、「みんな強いんで、試合前になると萎縮してしまう。力の差を考えてしまうんです」と述べるほどであった〔破壊力十分カギは闘志 上川大樹（男子・無差別級） asahi.com特集、2010年8月24日配信 〕。 2010年の体重別選手権では、決勝で鈴木桂治に一本負けしたものの準優勝。しかし全日本選手権は、予選で敗れて出場することもできなかった。7月には世界選手権の無差別代表に「ムラはあるが、一本を取れる技がある」との理由で追加選出。また将来性を買われて起用された物である〔。 代表合宿では篠原監督から1番の「怒られ役」で、「上川君、帰っていいよ！」、「あいつはグリコのおまけのおまけ」と等と言われる程しごかれたという〔上川、無印から金！復活ニッポンの象徴だ！！…世界柔道 スポーツ報知〕。しかし、全日本柔道連盟・吉村和郎強化委員長は「アイツは篠原に何を言われても軽く聞き流す。甘ちゃんだけど大物」とも評した〔新星・上川、ゴールドラッシュ締め！！ サンケイスポーツ、2010年9月14日朝刊より〕。 9月に東京で開催された世界選手権では、準決勝で鈴木に一本勝ちすると、決勝では現在世界最強と言われているフランスのテディ・リネールを支え釣り込み足で何度も崩して、2-1の判定で優勝を果たした〔上川金、最強リネール倒した 日刊スポーツ、2010年9月14日〕。 2011年2月のグランドスラム・パリでは決勝でリネールに一本負けを喫した〔。4月の体重別決勝では終了間際に鈴木から支え釣り込み足で一本勝ちして初優勝を飾った〔。 しかし、8月にパリで開催された世界選手権では初戦で敗れた。団体戦でも準決勝のフランス戦で敗れてチームも3位に終わった〔〔上川、1回戦負け「自分にあきれてます」 産経スポーツ、2011年8月27日〕。 2012年1月には ワールドマスターズに出場して決勝まで勝ち上がるも、ブラジルのラファエル・シルバに延長戦で指導2を取られて敗れ、2位に終わった〔柔道男子、上川大樹が2位…100キロ超級 読売新聞、2012年1月16日〕。 4月の全日本選手権には優勝候補の一角として出場したものの、準々決勝で旭化成の百瀬優に1-2の判定で敗れた〔上川「ふがいないっすね」/柔道 日刊スポーツ、2012年4月29日〕。 5月の体重別では決勝で九州電力の七戸龍に大外刈で一本負けを喫したが、ロンドンオリンピック代表に選出された〔上川「ドーピング以外何でもやる」 日刊スポーツ 2012年5月13日〕。 7月のロンドンオリンピックでは初戦を一本勝ちするものの、2回戦でベラルーシのイハル・マカラウに有効で敗れてメダルを獲得できずに終わった〔柔道男子、史上初の金ゼロ…上川、2回戦で散る 読売新聞 2012年8月3日〕。 2013年の講道館杯では優勝を飾った〔。 2014年2月のグランプリ・デュッセルドルフでは、オール一本勝ちで優勝を飾った〔柔道グランプリ大会 日本経済新聞 2014年2月24日〕。 4月の体重別では決勝で七戸を終了間際に技ありの逆転勝ちで破って、3年ぶり2度目の優勝を果たした 〔 読売新聞 2014年4月5日〕。 続いて優勝候補筆頭として臨んだ全日本選手権では、準決勝で旭化成の西潟健太を送足払で破るなど全て一本勝ちして決勝まで進むものの、東海大学4年の王子谷剛志に大外刈で敗れて2位に終わった。しかし、世界選手権代表には選出された〔 MSN産経ニュース 2014年4月6日〕〔 サンケイスポーツ 2014年4月29日〕。8月の世界選手権では3回戦で地元ロシアのレナート・サイドフに技ありで敗れた〔 日刊スポーツ 2014年8月30日〕。世界団体では優勝メンバーの一員として名を連ねることになった〔 日本経済新聞 2014年8月31日〕。 2015年11月の講道館杯では決勝で西潟を有効で破って優勝した〔 サンケイスポーツ 2015年11月8日〕。12月のグランドスラム・東京では準決勝でJRAの原沢久喜に指導3で敗れて3位にとどまった〔Tokyo Grand Slam 2015, Japan 〕。 IJF世界ランキングは336ポイント獲得で36位(16/5/2現在)〔World ranking list 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「上川大樹」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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