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上御霊社 : ウィキペディア日本語版
上御霊神社[かみごりょうじんじゃ]

上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)は、京都市上京区にある神社である。旧社格府社。上御霊神社という社名は下御霊神社に対応するもので、現在は宗教法人としての正式名を「御靈神社」としている。
==祭神==
現在の祭神は以下の八柱で、「八所御霊」と称される。火雷神と吉備大臣(吉備聖霊)は後年追加された。
*崇道天皇(早良親王光仁天皇の皇子)
*井上大皇后(光仁天皇の皇后)
*他戸親王(光仁天皇の皇子)
*藤原大夫人(藤原吉子桓武天皇皇子伊予親王の母)
*橘大夫(橘逸勢
*文大夫(文屋宮田麿
*火雷神(以上六柱の荒魂。)
*吉備大臣(吉備真備
祭神は9世紀前半から民衆の間で広まり、863年(貞観5年)には公式の御霊会で祭られるようになった御霊信仰が元になっている。当初の御霊会で祭られたのは崇道天皇、伊予親王、藤原夫人、観察使藤原仲成藤原広嗣を当てる説もあるが、広嗣の時代には観察使が設置されていない〕)、橘大夫(橘逸勢)、文大夫(文室宮田麻呂)の六所御霊であった。追加された二神について、火雷神は菅原道真、吉備聖霊は吉備内親王、または伝承にある井上内親王が産んだ皇子とする説、さらに火雷神は落雷を司る雷精で、吉備聖霊は鬼魅(災事を起こさせる霊力)であると解釈する説もある〔森田悌「王朝政治」(講談社学術文庫) 187-193p〕。
相殿に小倉実起小倉公連・中納言典待局・小倉季判、若宮に和光明神(菅原和子)を配祀する。
これらの諸神は(吉備真備を除いて)いずれも政争に巻き込まれて憤死した人々で、その怨霊を慰めるために創建されたのが当社である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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