|
上武大橋(じょうぶおおはし)は、群馬県伊勢崎市境平塚と埼玉県深谷市中瀬を結ぶ橋である。利根川に架かる。橋長894.7m、幅員5.5m。 現橋は1934年10月30日開通の鋼橋。中間の渡河部分がスパン52.1mの単純下路ワーレントラス10連、両岸取り付け部分がスパン21mのカンチレバープレートガーダー合計14連で構成されている。 == 概要 == * 左岸:群馬県伊勢崎市境平塚 上武大橋北交差点(群馬県道297号平塚境停車場線) * 右岸:埼玉県深谷市中瀬 上武大橋南交差点(埼玉県道258号中瀬牧西線) この付近は江戸時代から北越街道のルートであり、「中瀬の渡し」と呼ばれる官営の渡船が設けられた渡河点で、1883年に木造の船橋「向島橋(ごうそうばし)」(509m)が架けられた記録があるが、これを改めて永久橋となったのは現橋が最初である。現橋建設中は「中瀬橋」の名称で計画され、1931年に着工されたが、同年9月21日に発生した西埼玉地震の影響もあって竣工までやや時間を要した。 群馬県道・埼玉県道14号伊勢崎深谷線が通っており、かつては道幅が狭いうえに大型車の通行量が多く、すれ違いにも苦労したため特に通勤・帰宅ラッシュが激しかった。また、道路橋の上流側には1982年(昭和57年)3月完成の側道橋があり、歩行者・自転車はここを通行する。1992年(平成4年)2月20日に国道17号 上武道路が開通し、3.5kmほど下流に新上武大橋が架けられ、ほとんどの大型車はこちらを通るようになった。 一定の渋滞緩和の効果はあったものの、以前に比べて減少したとはいえ未だに大型車の通行もあることから、朝の通勤時間帯は相変わらず渋滞が発生している。 架橋後80年近くを経過して老朽化が著しく、また幅員が狭いため、2013年現在橋の架け替え工事を行っている〔道路施設公園担当 - 埼玉県〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上武大橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|