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上武道路(じょうぶどうろ) は、埼玉県熊谷市西別府(深谷バイパス分岐)から群馬県前橋市田口町へ至る国道17号バイパスである。上武国道(じょうぶこくどう)とも呼称される。 国道17号 現道は中山道で、埼玉県熊谷市・深谷市・本庄市・群馬県藤岡市・高崎市等を経由して前橋市へ向かう。しかし渋滞が多く、そのバイパスである深谷バイパスも渋滞するため、それらの根本的解決を目的として計画されたのが当バイパスである。深谷バイパスの途中から分岐する形にもなっており、そういった意味では、“バイパスのバイパス”という位置付けになる。地域高規格道路「熊谷渋川連絡道路」の一部として整備されるため、熊谷市 - 前橋市間をなるべく短距離で結んでおり、本庄市や高崎市を通らずに群馬県太田市や伊勢崎市等を経由する。 2013年時点では、群馬県内において未開通区間があるほか、埼玉県内においても暫定2車線の区間がある。 == 概要 == * 起点 : 埼玉県熊谷市西別府 * 終点 : 群馬県前橋市田口町 * 総延長 : 40.5km * 規格 : 第3種第1級 * 設計速度 : 80km/h * 道路幅員 : 19.00m(本線部) * 車線幅員 * 本線部 : 3.5m * 側道部 : 5.0m * 車線数 *: 群馬県太田市武蔵島町 - 群馬県前橋市今井町(国道50号交点) (約21km) : 4車線 *: 上記以外の区間 : 暫定2車線 埼玉県と群馬県の県境「利根川」には新上武大橋が架かる。昼・夜に関わらず交通量が多く、夜間はトラックの往来が激しい。路面は1981年に開通した区間は一般的にアスファルトを使用しているが、1992年に開通した区間は新上武大橋を除き、静粛性を高めるためにコンクリートとなっている(補修した部分はアスファルトにされている)。 新上武大橋の群馬県側には上下線ともに休憩施設(尾島パーキングエリア)があり、トイレが設置されている。昼・夜に関わらず長距離トラックドライバーの仮眠場所とされているが、2012年3月30日に前橋方面に3kmほどの太田市粕川町に「道の駅おおた」が開設されたため、今後はこちらにシフトすると思われる。 2012年12月22日現在、上武IC - 前橋市上細井町(群馬県道4号前橋赤城線)間が開通している。熊谷渋川連絡道路の一部を成すが、熊谷方面が未完成(現在の深谷バイパスは側道)のため、上武道路としても上武IC区間に関しては本線が未完成であり、現在の道路は側道(深谷バイパス)への分岐線という事になる。 群馬県内の未開通区間の整備に加えて、開通済み区間においても4車線化拡幅工事を順次進めている。太田市安養寺町 - 伊勢崎市境下渕名 間の跨道橋などの部分 (2.5km) は2012年11月27日に、伊勢崎市・太田市境の尾島境立体 (1.7km) は2014年3月20日にそれぞれ4車線化され、これにより群馬県内では利根川から前橋市今井町の国道50号交差部にかけての約21kmが完全4車線化された。最後の未開通区間となる前橋市上細井町 - 前橋渋川バイパス間は、用地買収と工事が進められており、2016年度の開通予定とされている〔(国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所2013年9月10日発表、同年9月13日閲覧)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上武道路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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