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上毛野形名[かみつけの の かたな] 上毛野 形名(かみつけの の かたな、生没年不詳)は、飛鳥時代の武人。姓は君。上毛野池邉の子とする系図がある〔鈴木真年『諸系譜』第12冊,上毛野君〕。冠位は大仁。 == 概要 == 舒明天皇9年(637年)に蝦夷が叛き入朝を拒否したことから、形名は将軍に任ぜられ蝦夷討伐に向かう。形名は一旦蝦夷に敗れ、兵は逃亡し、砦も包囲されてしまう。形名も逃げ出そうとするが、形名の妻は「あなたのご先祖さま方は海を渡り、万里を越え、海外を平定し武勇を残したのに、ここで死ぬのは先祖の名を汚すことです。」と夫を鼓舞し、夫に無理やり酒を飲ませた上で自ら夫の剣を佩き、弓を張り、女達に弓弦を鳴らさせた。形名は再び奮い立ち進撃した。 蝦夷はまだ多くの兵がいると思い少し軍を引いた。その間に、形名は戻ってきた味方の兵をまとめ上げ、蝦夷を破ることに成功したという。〔『日本書紀』舒明天皇9年条〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上毛野形名」の詳細全文を読む
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