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上海語[しゃんはいご] 上海語(シャンハイご)は、中国語の主要な言語の一つである呉語の一方言である。大都市上海で話されるため、呉語の代表とされる。上海語を使って上演される歌劇の滬劇(こげき)がある他、ここ数年ではテレビの娯楽番組でも上海語を使う例が出てきており、中国でも学習書が多く出版されるようになっている。 == 発音 == 上海語は急速に変化しつつある方言である。他の中国語と同じく声調言語であるが、老年層では6つある声調が、中年層以下では5つに減るという変化をしており、若年層ではさらに減る兆しを見せている。しかも、音節が連続する際は高と低2つを組み合わせとするピッチアクセントとして発音しても意味の弁別上支障はなくなり、実質上、日本語のように音節の組み合わせによってアクセントが変化する言語に変化しつつある。 上海語は中古(三国・隋・唐)中国語音韻体系の全濁音に対応する有声音声母 b-, d-, g-, j-, z-, v-, h- などが残されている。これに対して、標準語や広東語には、意味の弁別に使われる濁音は無くなっている。実際の子音は、語中(他の音節に続く場合)では有声子音であるが、語頭では無声子音と有声声門摩擦音の組み合わせという違いがある。例えば、‘ありがとう’を意味する「」は「 シャジャ」と前後の音節の子音が異なる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上海語」の詳細全文を読む
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