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上田丸子電鉄モハ5250形電車 : ウィキペディア日本語版
上田温泉電軌デナ200形電車[うえだおんせんでんきでな200がたでんしゃ]

上田温泉電軌デナ200形電車(うえだおんせんでんきデナ200がたでんしゃ)は、上田交通の前身事業者である上田温泉電軌(のち上田電鉄から上田丸子電鉄を経て上田交通へ改称)が1928年に新造した電車である。
戦後の一斉改番に際してモハ5250形と改称・改番され、新造から廃車まで一貫して別所線で使用された本形式は、扉脇の戸袋窓が楕円形になっている独特の外観から、鉄道ファンのみならず地元利用者の間でも「丸窓電車」の愛称で呼称された。上田市の別所線存続プロジェクト「アイプロジェクト」のキャラクター「まるまどくん 」は本形式がモデルとなっている。
== 沿革 ==
1928年5月に日本車輌製造デナ200形201 - 203の3両が製造された。15m級3扉両運転台の丸屋根半製車で、日本車輌製造が同時期に製造した類似車は高松琴平電気鉄道一畑電気鉄道京福電気鉄道福井鉄道などにも在籍した。初期の半鋼製車であり、床下には木造車同様に台枠中央の垂下を防ぐターンバックル付きのトラスバーが組まれ、屋上にはおを伏せたような形のベンチレーターが載せられていた。
最大の特徴である楕円形の戸袋窓は、大正時代の木造電車を中心に少なからぬ類例が見られたが、多くの場合戦後の早い時期までに車両自体が廃車されるか、通常型の角窓に改造されるなどの措置で淘汰された。はるか後年(1980年代)までこの形態の窓を残していたのは、本形式以外には名鉄モ510形電車(1926年製)ぐらいで、非常に貴重な存在であった〔名鉄モ510形電車も「丸窓電車」と呼ばれていたが、名古屋鉄道社内では車両の塗装から「赤白」・「赤電」の愛称を使用することが多かったという。また車内装備では国鉄オハフ60形洗面所仕切り壁にも乳白色の楕円形ガラスが嵌めこまれていた例がある。〕。
新造時のデナ200という形式番号は1943年の上田丸子電鉄発足時もそのまま使用され、1950年の一斉改番でモハ5250形5251 - 5253となった。
集電装置は当初トロリーポールであったが、1945年にパンタグラフ化されている。しかしトラス棒などは撤去されずに最後まで残り、その他基本的な形状も1500V昇圧まで変わらず、昭和初期の雰囲気をよく留めていた。丸窓はこの車両のチャームポイントとして広く親しまれ、別所線の看板車両となっていた。また、鉄道友の会が制定したエバーグリーン賞において、本形式は第一回目の受賞形式となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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