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上田備山(Bizan UEDA、1888年2月3日-1984年3月15日)は、日本の戦前に活躍した写真家。 東京生まれ。 シュルレアリスムなどの系統の前衛的な特徴を持つ写真作品が有名で、そのような作品を制作した写真家としては日本における最も早い1人である。 浪華写真倶楽部の主要メンバーとして活躍、丹平写真倶楽部創設(1930年)の中心メンバーともなった。 丹平写真倶楽部の審査員として指導的な立場にある上田備山、安井仲治は、浪華写真倶楽部の会員でもあり、その他の会員の中には平井輝七、本庄光郎ら、両倶楽部に名を連ねる者も多く、兄弟倶楽部とされる所以はそこにある。 『安井仲治写真作品集』(1942年)を編集・発行。 1964年、公益社団法人 日本写真協会功労賞を受賞。 丹平写真倶楽部による十周年記念写真集『光』(1940年、後記「文献」参照)では、全111点の中の最後の3点が上田備山の作品であり、この「最後」という事実が、この倶楽部内での上田備山の重要な位置づけを示している。 ==代表作== *漁(1930年代):「日本近代写真の成立と展開」展に出展(カタログに図版掲載)、大阪市立近代美術館建設準備室蔵 *公開(1938年):『日本のシュールレアリスム』展カタログに図版掲載 *休息(1937-39年頃):写真集『光』に収録、『日本のシュールレアリスム』展カタログに図版掲載、雑誌『大阪人』(2002年10月号)に掲載 *夕餉:写真集『光』に収録 *歓喜(1937-39年頃):写真集『光』に収録、『日本のシュールレアリスム』展カタログに図版掲載 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上田備山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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