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上田良一[うえだ りょういち]
上田 良一（うえだ りょういち、1949年5月23日 - ）は日本の実業家。米国三菱商事代表取締役社長、三菱商事代表取締役副社長を経て、NHK経営委員会委員（常勤）兼監査委員長〔「ＮＨＫ会長ハイヤー:「おとがめなし」残った三つの疑問」 毎日新聞 2015年04月03日〕。
== 人物・経歴 ==
一橋大学法学部卒業後、三菱商事株式会社入社。機械管理部、主計部、フランス語研修生を経て、フランス・INSEADに留学し経営学修士（MBA）の学位を修得。資材管理部、ニューヨーク米国三菱商事会社、資本市場部、職能担当役員付を経て、1999年リスクマネジメント部長。2000年参与に昇格。2002年からコントローラー、2003年から執行役員コントローラー。2006年執行役員北米統括兼米国三菱商事会社取締役社長、2006年常務執行役員昇格、2008年常務執行役員米州統括兼北米CRO兼米国三菱商事会社取締役社長、2009年常務執行役員コーポレート担当役員（CFO）〔三菱商事〕。
2010年三菱商事株式会社代表取締役副社長執行役員・コーポレート担当役員（CFO）・連結経営基盤整備担当に就任〔三菱商事〕。2013年の連結純利益発表時には、アベノミクスによる円高・株高について「業績にはポジティブな方向に動いている。」とした〔「三菱商の純利益23％減、石炭価格の低迷響く－丸紅は最高益更新(1) 」 ブルームバーグ2013/02/01〕。
2013年6月19日付で三菱商事副社長を退任〔「三菱商事、上田良一代表取締役副社長が退任」 4/19 16:09〕し、6月20日、NHK経営委員会のただ一人の常勤の委員に任命され、7月からは監査委員も兼務〔「経営委員紹介」 日本放送協会〕。日刊ゲンダイでは、受信料から2206万円もの報酬を受け取っているなどと批判された〔「“不適格”経営委員を野放しにするＮＨＫ「監査委員会」の怠慢」 日刊ゲンダイ2014年3月29日〕が、常勤経営委員に就任するために辞めた三菱商事副社長時代には、1億2000万円を超える役員報酬を受けていた〔「大手企業役員の報酬ランキング(2012年)」 〕。2015年には籾井勝人NHK会長が私的にゴルフをプレーした際のハイヤー代がNHKから支出されていた問題を、監査委員として調査。籾井会長への聴取などを行い、記者会見で「事務処理は適切ではなかった。」などと述べた〔「ＮＨＫ会長ハイヤー問題で監査報告 監査委「事務処理、不適切」」 2015年3月19日 12時43分 産経新聞 〕〔「ＮＨＫ会長ハイヤー問題 調査結果公表」 日テレＮＥＷＳ 2015年3月19日 23:15 〕が、衆議院総務委員会では「籾井氏には自己で負担する意思があった。」として背任罪が成立しないとの見方を示した〔「ＮＨＫ予算案“強行採決”で承認 攻め切れなかった民主の体たらく」 東スポ2015年03月27日〕。
公益財団法人放送文化基金評議員〔「役員･評議員･審査委員名簿」 公益財団法人放送文化基金〕、一般社団法人如水会副理事長なども歴任〔如水会〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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