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上皿天秤[うわざらてんびん]
広義には、上皿天秤(うわざらてんびん)は天秤ばかりの一種であり、左右対称の位置に試料や分銅を乗せる所に下から支えられた上皿(計量皿)が置いてある形式のものである。上皿でないものでは、試料や分銅を乗せる皿は上からつり下げられている。 狭義には、化学や薬学の実験、理科実験、調剤、調理において使われてきた、数百グラム以下の質量計測に使う装置を指す。本項では、この狭義の上皿天秤について述べる。狭義の上皿天秤は少量試料の精密質量測定のために多く使われてきたが、現在では直示天秤や電子天秤の方が多く使われている。 ==各部の名称== 上皿天秤の棹または梁(beam)は、表に出ている一本のほかに、台座の中にもそれと平行な棹が取り付けてあって、それらを両端の皿(上皿、計量皿)を垂直に支えている支持棒によって結合することで、リンク機構(平行四辺形)を形作っている。この構造のおかげで、天秤が傾いても棹に加わる両端の力(重力)が平行になる。棹および皿の重量分布は左右対称になっており棹の中央で刃(Edge)で支点としている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上皿天秤」の詳細全文を読む
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