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上級システムアドミニストレータ試験 : ウィキペディア日本語版
上級システムアドミニストレータ試験[じょうきゅうしすてむあどみにすとれーたしけん]

上級システムアドミニストレータ試験(じょうきゅうしすてむあどみにすとれーたしけん、''Senior Systems Administrator Examination''、略称上級シスアド、略号SD)は、情報処理技術者試験にあった区分である。
当時の高度情報処理技術者で最高のレベル5の区分の一つであった。
== 概要 ==
難易度は、最高で超難関区分であった。レベル4であるテクニカルエンジニア(システム管理)テクニカルエンジニア(ネットワーク)および、レベル3である第一種情報処理技術者ソフトウェア開発技術者情報セキュリティアドミニストレータや、中小企業診断士(情報)などを対象とし、特に経営情報に関するシステム要求を設定するのみならず経営組織の改善を自ら策定していくなどの専門的知識を問うていた。
試験範囲は、企業会計と情報戦略が大部分を占め、中小企業のみならず公的機関や大企業などの大規模な情報システム利用に対する要求仕様の決定のみならず、経営戦略、会計、法務など極めて高度な範囲であった。
企業の取締役や経営者、またはコンサルタントなど組織の意思決定を担うことのできる重要なポストを想定していた。
受験者は、技術試験だけでなく、簿記、販売、フィナンシャルなどの財務や管理系の試験も合格している者が多かった。
毎年、学生の合格者は国内で数名といったキャリア的試験に匹敵するどころか凌ぐ競争率であり、開発系のプロジェクトマネージャアプリケーションエンジニアと並ぶ高い難易度であった。
業務未経験者は対象ではなく、受験すること自体は可能だが合格は極めて難しかった。
沿革
*平成 8年(1996年)秋期から年一回実施、年齢制限は受験する年の4月1日時点で27歳以上、受験に際し業務経歴書(経歴の無い者は「業務経歴なし」と記した書類)の提出を要した。
*平成13年(2001年)制度改正により年齢制限と業務経歴書の提出を撤廃、午前の試験時間短縮及び出題数減少。
*平成17年(2005年)午前の試験時間延長及び出題数増加。
*平成20年(2008年)秋期を最後に廃止、後身はシステムアナリスト試験と統合されたITストラテジスト試験

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「上級システムアドミニストレータ試験」の詳細全文を読む



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