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先輩[せんぱい]
先輩(せんぱい)とは、日本標準語において、学校や会社などにおいて、その組織に先に加入したものを指す言葉で、それが同じ者は同輩(どうはい)または等輩(とうはい)などと言う。韓国標準語でも、Seonbaeという、同語源でほぼ同義の単語がある。ただし後述するように、この言葉には単に組織に加入しただけの知り合いとは言い切れないニュアンスが社会的に存在する。 以下では、日本や韓国朝鮮における、「先輩」について主として記述し、適宜他の社会での類似の存在について記述する。 ==概要== 一般的に、日本や韓国朝鮮などのマジョリティー社会では、「先輩」は、「後輩」に対し、多大な社会的力(暴力、権力、権威)を保有しており、その一部はマジョリティー社会の規範イデオロギー的に正当なものと承認されている〔いわゆる、「儒教」的な長幼の序など〕。 しかし、同時に「後輩」からは、陰で怨嗟の対象として陰口をたたかれることもあり、また、社会規範上「先輩」の立場を強要された場合、本人がその差別を嫌がって、対等な友達として仲良くお付き合いさせてほしくとも、「後輩」という立場を与えられた人々から、「先輩」「目上」〔日本標準語で、支配者、社会的権力や権威の優越者を示す用語。「先輩」も、「目上」の一つ〕として逆差別を受け、友達になれないこともある。日本の規範主義イデオロギーが強いところでは、「先輩」になってしまうと、中学に入った途端、それまで仲良しだった友達が、たとえ自身が望んでいなくとも、「後輩」として友達ではなくなっていくのを経験させられることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「先輩」の詳細全文を読む
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