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上越国境[じょうえつこっきょう] 上越国境(じょうえつこっきょう)とは、上野国(今の群馬県)と越後国(同新潟県)の間を東西に走る国境である。現在では群馬県と新潟県との県境を指す。日本海に注ぐ信濃川水系と太平洋に注ぐ利根川水系を分かつ中央分水嶺をなす山脈上にある。県境の最西端は長野県との3県境がある白砂山であり、最東端は福島県との3県境がある尾瀬であるが、上越国境と呼ばれる地域は、主に峠やトンネルのある西側である。三国山脈がほぼ重なっている。 == 特徴 ==
上越国境の山々は標高が2,000m前後とさほど高くはないが、中央分水嶺にあるため日本海側と太平洋側の空気がぶつかり合い、気候の変化が激しく日照時間が短い。このため、夏・冬ともに降水量が多く、集中豪雨、豪雪、雪崩などが多発し、もともと傾斜が急な山々が激しく浸食されて急峻で複雑な地形となっている。このような気候の厳しさと地形は、交通だけでなく登山などのレジャーにおいてもたびたび脅威となっている。とくに谷川岳では統計が開始された1931年(昭和6年)以降、2005年(平成17年)までに781名の死者が出ており、この数は世界的に見ても多い。 また、森林限界となる標高が低く、比較的低いところで高山植物がみられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上越国境」の詳細全文を読む
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