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下御井神社[しものみいのじんじゃ]
下御井神社(しものみいのじんじゃ)は、伊勢神宮豊受大神宮(外宮)の所管社。外宮の宮域内、別宮の多賀宮に至る石段の右側〔学研パブリッシング(2013):59ページ〕、土宮に向かって左側に鎮座する〔伊勢文化舎 編(2008):37ページ〕。別名は少宮(わかみや)〔〔。 == 概要 == 三重県伊勢市豊川町の伊勢神宮外宮境内に鎮座する〔宇治山田市役所 編(1929):17ページ〕。外宮の所管社4社のうち第4位である〔宇治山田市役所 編(1929):15, 17ページ〕。伊勢神宮の所管社には、通常賽銭箱が置かれていない〔が、写真のように下御井神社には賽銭箱が置かれている。 上御井神社と下御井神社の構造はよく似ている〔穂積(2013):164ページ〕。板垣の内側にある建物は社殿ではなく、井桁の上に造られた「覆屋」である〔。上御井の覆屋には神職が中に入れるほどの大きさがあるのに対して、下御井の覆屋は小さく中に入ることはできない〔。また上御井神社の板垣は2重であるが、下御井神社は1重であり、覆屋の大きさに対応して低くなっている〔穂積(2013):163 - 164ページ〕。下御井神社の構造に似た囲型埴輪が宝塚古墳(松阪市)や行者塚古墳(加古川市)で出土している〔。 祭神は下御井鎮守神(しものみいのまもりのかみ)〔。外宮の御料水の守護神〔、ないしは御料水を汲み上げる井戸の守護神、水神とされる〔。 多賀宮の崖下の小道にたたずむことから、参拝に訪れるものは少なく、櫻井勝之進は宿衛長だった頃、下御井神社で静寂に浸るのを楽しみの1つとしていた〔櫻井(1998):77ページ〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「下御井神社」の詳細全文を読む
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