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下総航空基地(しもふさこうくうきち、JMSDF Shimofusa Air Base)は、千葉県柏市にある海上自衛隊の飛行場・航空基地。 所在地は千葉県柏市藤ケ谷であるが、敷地は隣接する鎌ケ谷市粟野、及び佐津間にまたがり、滑走路南端は鎌ケ谷市の中心部にも近い〔防衛ハンドブック 2009(平成21年版) 朝雲新聞社 ISBN 978-4-7509-2030-6〕。 教育航空集団司令部、海上自衛隊第3術科学校、海上自衛隊航空補給処の下総支処などが置かれており、対潜哨戒機P-3Cを使用した海上自衛隊航空要員の教育訓練を行っている。 また、習志野演習場などで陸上自衛隊第1空挺団が行う空挺降下訓練支援を行っている。訓練の際は航空自衛隊のC-1、C-130輸送機が飛来し、当基地で陸上自衛官を乗せて演習場上空へ飛び立つ。また、訓練に使われる輸送機は離着陸時の騒音が大きく、生活環境に影響を及ぼすとして基地のホームページ上に日付と概略を掲載している。 == 歴史 == * 1932年(昭和7年):武蔵野カントリークラブ「藤ヶ谷コース」として開発される(当時東洋一の規模のゴルフ場であった) * 1945年(昭和20年):陸軍省が接収し、旧日本陸軍藤ヶ谷飛行場となる。終戦後、アメリカ空軍白井基地 (Shiroi Air Base) としてGHQに接収される * 1959年(昭和34年):日米共用飛行場になる。 * 10月21日:海上自衛隊白井術科教育隊が新編。 * 12月12日:アメリカ空軍(第5空軍)が撤退。 * 1961年(昭和36年)2月1日:白井術科教育隊が第3術科学校に改編。 * 9月1日:航空集団が新編。司令部は下総航空基地に設置。 * 1962年(昭和37年)9月1日:滑走路、管制塔等の施設が改修され、第4航空群が下総航空基地にて新編。 * 1973年(昭和48年)2月20日:教育航空集団司令部が宇都宮基地(現・北宇都宮駐屯地)より下総航空基地に移駐。 * 12月25日:航空集団司令部及び第4航空群が厚木航空基地に移転。 * 1974年(昭和49年)2月10日:下総教育航空群を新編。 * 1987年(昭和62年):下総教育航空群にP-3Cが配備される。 * 1993年(平成5年)9月27日:下総航空基地隊隷下に下総救難飛行隊が新編。 * 1996年(平成8年):教育航空集団司令部新庁舎が完成。 * 1998年(平成10年)12月8日:下総航空工作所が廃止され、航空補給処下総支処が編成される。 * 2005年(平成17年)3月28日:沼南町の柏市編入に伴い、所在地名が千葉県東葛飾郡沼南町藤ヶ谷から千葉県柏市藤ヶ谷となる。 * 2008年(平成20年)3月26日:下総救難飛行隊が廃止。UH-60Jは館山航空基地へ移動。 * 2011年(平成23年)6月1日:YS-11 T-Aが全機除籍となり、第205教育航空隊が廃止。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「下総航空基地」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shimofusa Air Base 」があります。 スポンサード リンク
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