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ラテラルアーク
ラテラルアーク(lateral arc)とは、太陽の周りにできる虹のように分光した弧状の光の帯の1つ。接線弧(せっせんこ)ともいう。 ==概要== 外接ハロやタンジェントアーク、暈などに比べて、青や緑などの赤以外の色が明瞭に現れることが多く、虹色のスペクトルがはっきりとしていて美しい。太陽高度によって形が著しく変化する。非常に珍しい現象で、1年に1度ないし数年に1回程度しか見られない。 その形状から上部ラテラルアーク(じょうぶ-, supralateral arc)と下部ラテラルアーク(かぶ-,infralateral arc)に分け、同一の現象と捉えないこともあるが、両者とも上空に漂う六角柱形の氷晶のうち、底面が水平方向を向いている(いわば、横倒し状態の)ものを太陽光が通過するさい屈折してできるものである。光の経路は、上部ラテラルアークの場合、六角柱の側面(四角形の面)から入って底面(六角形の面)から出る一方、下部ラテラルアークはその正反対で、六角柱の底面から入って側面から出ると考えられている。 「ラテラル(lateral)」は「側面、側面の」という意味がある。おおむねどの太陽高度でも外暈(46度ハロ)に接する形で出現し、上部は太陽高度0° - 15°、下部は0° - 68°で外暈の側方に2点で接するため、この名が付いたと考えられる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラテラルアーク」の詳細全文を読む
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