|
世田谷線(せたがやせん)は、東京都世田谷区の三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ東京急行電鉄(東急)の軌道線である。 路線図や駅ナンバリングで使用される路線カラーは黄色、路線記号はSG 。 == 概要 == 都電荒川線とともに東京都内に残っている路面電車形式の軌道線であるが、全線が新設軌道となっており、併用軌道はない。駅間距離はすべて1km未満。車両は路面電車タイプの電車を使用している(車両の節を参照)。全区間乗車した場合の所要時間は17 - 18分である。 東京急行電鉄の鉄軌道路線で唯一JR線(国鉄時代も含む)との接続や交差が全くない〔玉川線所属時代を含むと渋谷駅で接続していた。〕。 環七通りと平面交差する西太子堂駅 - 若林駅間の若林踏切(西太子堂5号踏切)では、信号(鉄道信号)が道路と同期している。電車が来たら、環七の交通を止めるのではなく、信号(交通信号)が変わるまで電車の方を待たせる仕様になっており、「信号待ちをする電車」は当路線を代表する光景の一つとなっている。このように交差点と同様に、交通信号機の表示に従い、進行と停止を行う踏切は、第4種踏切(警報機も遮断機もない踏切)に分類される。若林踏切は、東急電鉄唯一の第4種踏切でもある。この踏切ではいわゆる「交通整理」が行われているので、道路交通側に一旦停止の義務はない。かつては踏切警報機とワイヤーを使った昇開式遮断機が設置された電車優先の普通の有人踏切だったが、環七通りの交通量の爆発的な増加で踏切近辺の渋滞悪化が顕著になったため、1966年に警報機と遮断機が撤去されて信号機が設置され現在の姿になった。交差点の名称が「若林踏切」なのはその名残りである。 下高井戸駅への入口部分は急カーブのため、レールとの軋み音を低減するために列車の通過後に水を捲く設備があった。現在は摩擦調整材(一種のグリース)塗布装置が設置されたため撤去された。ただし、2014年3月現在では分岐器部分に水を撒く設備が設置されている。 2005年には、当線の運転士および案内係全員(69人)がサービス介助士の資格を取得した〔 - 東京急行電鉄、2005年3月17日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東急世田谷線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|