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不可視インク : ウィキペディア日本語版
不可視インク[ふかしいんく]
不可視インク(ふかしインク)や隠顕インク(いんけんインク)は塗った時点、もしくは少し時間をおいた後に見えなくなる物質を使ったインクであり、特定の処理を施すことによって可視化される。ステガノグラフィーの一種としてスパイによっても利用されてきた。他にも情報の標識、再入場を防止する押印、製品の同定のための印などに用いられる。
== 用途と応用 ==
不可視インクは、万年筆爪楊枝綿棒などを使うか、あるいは指を浸してそのまま塗りつけるなどして使用される。塗布し、乾燥したあとは無色となって周りの質感と見分けがつかないようになる。
単なる白紙では秘密のメッセージが隠されているのではないかという疑念を抱かせる可能性があるため、見えなくなった文を補うための文章を付けたす必要がある。万年筆による筆記では不可視インクの線を横切った際にインクがにじみ、その存在を暗示してしまう危険があるため、この目的にはボールペンがより適している。同様に方眼紙も、引かれている線を変色させたりかすれさせたりするおそれがあるため、使用を避けるべきである。
可視化する方法は用いた不可視インクの種類によって異なるが、加熱、薬品による化学反応、紫外線などがある。このうち化学反応としては、一般的に青写真の製造過程と類似した酸塩基反応を用いる。展開液はスプレーを用いて吹き付けるが、フェノールフタレインインクを発色させるアンモニアのように、蒸気のものもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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