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不斉アリル位アルキル化反応 : ウィキペディア日本語版
不斉アリル位アルキル化反応[ふせいありるいあるきるかはんのう]

不斉アリル位アルキル化反応(ふせいアリルいアルキルかはんのう、)とは、不斉合成に使われる有機化学反応である。AAA反応とも言う。
この反応では、パラジウム二重結合配位すると同時に、脱離基求核剤に置換される。この反応を起こす典型的な化合物は、酢酸基のような良い脱離基を持つアリル化合物である。求核剤にはフェノールフタルイミドなどが用いられる。
==反応機構==
原子価が0価のパラジウムは2価のパラジウムとホスフィンなどの配位子から作られる。この金属は、η2 π-アリル-Pd0という構造を作ってアルケンに配位する。次に酸化的付加が起こってワルデン反転により脱離基が離脱し、η3 π-アリル-PdIIという構造が形成される。そこで、求核剤がアリル基の炭素を攻撃してη2 π-アリル-Pd0という構造が再生される。その後パラジウム触媒はアルケンを外れ、再び触媒となって反応を進める。リガンドの持っていたキラリティーは最終生成物に受け継がれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「不斉アリル位アルキル化反応」の詳細全文を読む



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