|
不洗観音寺(あらわずかんのんじ)は岡山県倉敷市に所在する寺院。宗派は真言宗の単立寺院。山号は景光山。正式には、景光山観音寺と称する。本尊は十一観世音菩薩。子宝と安産祈願の参拝者が集まる。 瀬戸内三十三観音霊場第一番札所、備中西国三十三観音霊場第三十番。 御詠歌:ありがたや ひかりの峰に 登りきて ほとけの慈悲に 心なごまむ == 概要 == 寺伝によれば、稽文会・稽主勲父子が刻んだ観音像を奈良時代の天平年間(729年 - 749年)に行基と菩提僊那が当地に安置し、増慶が夢のお告げにより当寺を開基したことに始まる。 増慶が開基した山からは清らかな水が湧き出し、閼伽井(あかい)と呼ばれた。赤ちゃんが生まれて三日三夜の後にこの閼伽井で洗ってやると、無病息災で成長すると言われるようになった。安産を当寺院の本尊に祈願すると出産が楽で三日三晩産湯を使わなくても不浄にならないと言われており「不洗観音寺」と呼ばれるようになった。 本堂は明和5年(1768年)の建造で、堂内には旗本中庄戸川家5代の戸川安清(とがわ やすずみ)が長崎奉行であった天保10年(1839年)に奉納した縁起額がある。 昭和29年(1954年)真言宗御室派より独立し真言宗単立の寺院となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不洗観音寺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|