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不老倉鉱山[ふろうくらこうざん] 不老倉鉱山(ふろうくらこうざん)とは、秋田県鹿角市にあった鉱山である。
== 概要 == 不老倉鉱山は、鹿角市大湯から安久谷川沿いに東に進み、折戸を経由し、犬吠森の南側の道を約10km移動した、岩手県や青森県との県境地帯にある。この間、周囲の山地は急峻で鉱山は、不老倉峠や来満峠の西麓にある。 明治40年(1907年)頃には、鉱山労働者だけで3千人もの人がいて、多くの人々がこの渓流沿いに住んでいた。明治末から大正初期にかけて繁栄し、本山・地森町・寺町・来満町・稲荷町を中心に鉱山町不老倉が形成されていた。湯屋、呉服屋、質屋、床屋、旅館、自転車屋、酒屋、薬屋、料理屋、雑貨店などが軒を連ね、多くの人で賑わっていた。 不老倉分校は明治18年(1885年)4月に創立された。明治32年(1899年)4月に尋常小学校になる。大正6年(1917年)の児童数は600名ほどであった。しかし、昭和24年(1949年)5月に廃校になった。 不老倉鉱山の文献や資料は豊富で、藩政時代については『鹿角市史・第2巻上』に詳細に記載されている。また、明治期のことについては『秋田県庁史料』がある。明治時代の鉱産量については『明治鉱業史・鉱山編』と古川鉱業株式会社の『創業100年史』が正確である。盛況時の鉱山集落の状況には『不老倉鉱山誌』(平成12年・2000年)があり、これは、数多くの写真を掲載した書籍である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不老倉鉱山」の詳細全文を読む
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