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世界自然保護基金(せかいしぜんほごききん、英:''World Wide Fund for Nature''、略称:WWF)は、世界最大規模の自然環境保護団体である国際的NGO。1986年まではWorld Wildlife Fundとして活動し、略称もここからとられている。現在、WWFインターナショナルのホームページ〔http://wwf.panda.org/what_we_do/how_we_work/〕では、生物多様性を維持しつつエコロジカルフットプリントを減らし、総じて地球一個分の暮らしを目標とするのが、WWFの活動方針であることを示している。また、ホームページでは基本的に科学的情報を基準(サイエンスベース)とする活動方針を示している。具体的な活動分野は気候変動、森林保全、海洋保全、水産物管理、綿花や砂糖などの農産物、水など多岐にわたり、人間の持続可能な環境づくりが活動の中心になっている。 == 概要 == WWF創設のきっかけは、ジュリアン・ハクスリーが『オブザーバー』紙にアフリカの野生動物の危機的状況を報告した記事を端緒とする〔(1) はじまり|WWFの歴史 WWFジャパン〕。ハクスリーの働きかけを受けて、アフリカの野生生物を危機から救うために、1961年9月11日に、鳥類学者の、後にWWFのロゴを提案した鳥類学者の、実業家の、アマチュア鳥類学者の、オランダ王配ベルンハルトらによって、自然保護のための資金を集める国際組織として世界野生生物基金(World Wildlife Fund:WWF)がスイスに設立された。名称は1986年に世界野生生物基金 (World Wildlife Fund) から世界自然保護基金 (World Wide Fund for Nature) に改められたが、略称はWWFのまま用いられることになった〔(5) 新しい出発|WWFの歴史 WWFジャパン〕。 当初は,国際自然保護連合 (IUCN) の資金調達の目的のための補完的な機関として設立されたため、「WWFインターナショナル」の本部事務局は1970年代後半までスイスのIUCN本部と同じビルに置かれ、一般の行政サービスもしばらく共有していた。資金調達のためのキャンペーンが成功するにつれ、WWF独自の方向に活動の幅を広げていった〔。 スイスのWWFインターナショナルを中心として、各国の事務局(ナショナル・アピール)は「WWFネットワーク」の一員となっている〔(2) 最初の活動|WWFの歴史 WWFジャパン〕。ネットワークでも突出した存在なのがEUの政策や活動に影響力を持つ「WWFブリュッセル事務局」と、世界銀行などの国際機構に影響力を持つ「WWFワシントン事務局」である。また、それぞれの国内で独立しているWWFは「世界保護計画」に資金提供をしている。 WWFは各国の環境保護団体と連携しながら、主に希少となって絶滅が心配される野生動物の保護に関する全般的な活動を行っている。WWFの職員はフィールドワークで科学的・専門的な知識を収集し、マスメディアや行政・立法関係を代表とする多くの人々への働きかけを主な仕事としている。WWFの2004年度総支出は約470億円で58%が自然保護活動に充てられており、総収入は約526億円で個人による寄付が43%を占めている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「世界自然保護基金」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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