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世界革命文学選（せかいかくめいぶんがくせん）は、1962年から1970年にわたって日本共産党中央委員会文化部が編集し新日本出版社が刊行した、日本語の叢書である。 その後、小B6判並製だった判型を四六判上製にあらためた、〈世界の革命文学〉シリーズとして1970年代前半に再刊されたものもある。また、1970年代後半から80年代にかけては、新日本文庫に収録されたものもある。 以下、通巻番号、著者国籍、書名、著者名、訳者名、刊行年月、主題・キーワードの順に記す〔書名、著者名、訳者名、刊行年月は、国立国会図書館サーチ および国立情報学研究所図書・雑誌検索 による。〕。 *1,4『鋼鉄はいかに鍛えられたか（上・下）』エヌ・ア・オストロフスキー著、横田瑞穂訳、1962-1963 のち文庫 *2『西北地方物語 : ベトナム小説集』[ほか著、広田重道・大久保昭男訳、1962 のち文庫 *3『太陽のない街』徳永直著、1962.12、共同印刷争議 のち文庫 *5『一九二八年三月十五日 ; 蟹工船 ; 党生活者』小林多喜二著、1963.2 のち文庫 *6『ベルチリヨン166 : キューバ革命の一日』ホセ・ソレル・プイグ著、飯田規和訳、1963 のち文庫 *7,8『真紅の太陽（上・下）』呉強著、鹿地亘訳、1963 *9『一九三二年の春 ; 播州平野』宮本百合子著、1963.7 のち文庫 *10『鴨緑江 : 朝鮮小説集』朴雄杰 ほか著、安宇植訳、1963 *11『セネガルの息子』サンベーヌ・ウスマン著、藤井一行訳、1963 のち文庫 *12『昼の星』オリガ・ベルゴリツ著、角圭子訳、1963 *13,14『（上・下）』著、人民文学研究会訳、1964 *15,16『母 : 新訳』マクシム・ゴーリキイ著、黒田辰男訳、1964 のち文庫 *17,18『草原の家』ワレンチン・カターエフ著、西尾章二・太田多耕訳、1964 *19,20『風にのり波をきって（上・下）』草明著、南克己ほか訳、1964 *21『嵐に生まれ出るもの』エヌ・ア・オストロフスキー著、稲田定雄訳、1965 *22,23『太陽将軍 : めざめるハイチ（上・下）』著、里見三吉訳、1965 *24,25『ケマ高原（上・下）』黄健著、安宇植訳、1965 *26『神の森の木々』サンベーヌ・ウスマン著、藤井一行訳、1965 *27『李家荘の変遷』趙樹理著、三好一・島田政雄訳、1966 *28『不敗の村』グエン・ゴック著、池上日出夫訳、1966.6、ベトナム戦争 のち文庫 *29『義勇兵』著、松本正雄訳、1966、スペイン内戦 のち文庫 *30『壊滅・氾濫』ア・ファジェーエフ著、蔵原惟人・山村房次訳、1966 *31『アテネの歌声 : 現代ギリシャ小説集』ハジースほか著、道家忠道訳、1966 *32『トロイの木馬』ポール・ニザン著、野沢協訳、1967 *33,34『愛国者（上・下）』著、榎本重男ほか訳、1967、レジスタンス運動 のち文庫 *35『プロレタリア・アンナ』著、大沼作人訳、1967 *36,37『一揆（上・下）』著、依田道子訳、1967 *38『ロマンチカ』ナジム・ヒクメット著、草鹿外吉訳、1967 *39『戦士たち』石潤基著、慎昌浩訳、1967.11 *40,41『緑の法王』エメ・ア・アストゥリアス著、鼓直訳、1967.12-1968.1、ユナイテッド・フルーツ *42『鉄の町』著、阿部芳雄訳、1968.2 *43,44『チャパーエフ』著、名越民樹訳、1968 *45『私の大学』マクシム・ゴーリキー著、蔵原惟人訳、1968 のち文庫 *46『サヌーの森 : ベトナム短編小説集』グエン・チュン・タンほか著、大島博光・荒木洋子訳、1968.6、ベトナム戦争 *47『飢えの道』ジョルジェ・アマード著、神代修訳、1968 *48『二ますの米 : ケララの青春』タカリ・エス・ピライほか著、篠原茂訳、1968 *49,50『最後の町（上・下）』著、直野敦訳、1969 *51『パリの虐殺』著、村上光彦訳、1970、パリ・コミューン == 関連する刊行物 == 新日本出版社は、同時期に〈中国革命文学選〉も刊行し、同じ判型で、『』など全15冊を出版したが、こちらは1960年代後半からの日本共産党と中国共産党の関係悪化の状況のなかで、刊行は停止された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「世界革命文学選」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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