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両性説[りょうせいせつ] 両性説(りょうせいせつ, )はキリスト教用語で、キリストが神性と人性を持つという考え方。イエス・キリストをどう理解するかというキリスト論の発展の歴史の中で生み出され、議論された。 == 概説 == 両性説はイエス・キリストは神性を持つ(すなわち完全に神である)と同時に人性も持つ(完全に人間である)という考え方である。451年のカルケドン公会議で単性説を退ける形で正式に採択されたが、以後もこの問題に関しての議論が絶えなかった。すなわち、カルケドン公会議以後、公会議の宣言した立場に立つカルケドン派とそれに反対する反カルケドン派に分かれての神学論争が続いたため、これを収拾するため単意説が唱えられることになったが、さらなる混乱が引き起こす結果を招いた。最終的にこの問題は681年の第3コンスタンティノポリス公会議で決着することになる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「両性説」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dyophysite 」があります。
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