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中の山古墳(なかのやまこふん)は、埼玉県行田市の埼玉古墳群中にある前方後円墳である。 ==概要== * 墳丘長79メートル〔埼玉古墳群 - 行田市(行田市教育委員会)〕 * 後円部径42メートル・高さ5.1メートル * 前方部幅44メートル・高さ5.4メートル 二重の周濠を持っている。調査範囲が狭いため、現在のところ周濠の形状は確定できない。渡柳地区にある三基の古墳の中央に位置するのでこの名があり、かつて石棺の如きものが発見されたと伝えられることから別名、唐櫃山(かろうとやま)古墳と呼ばれている〔「ガイドブックさきたま」29頁 埼玉県立さきたま史跡の博物館発行 2010年11月〕。1981年・1987年・1990年・2010年に発掘調査を実施。 堀跡から通常の円筒埴輪ではなく、須恵器の窯で焼かれた灰色の壷(須恵質埴輪壷)が出土している。これと似たような土器は韓国(全羅南道羅州市伏岩里2号墳など)と北九州(大分県日田市の朝日天神山古墳群など)のいくつかの古墳で確認されている〔太田博之「埼玉中の山古墳の有孔平底壺系円筒土器」『考古学雑誌』第90巻第2号 2006年2月〕が、関東地方では他に例が無い。なおエックス線解析した結果、約30キロ離れた寄居町の末野遺跡第3号窯で焼いたものであることが判明している。 6世紀末から7世紀初めの築造。埼玉古墳群に所属する前方後円墳の中では、最後に築造されたと考えられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中の山古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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