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中世英語 : ウィキペディア日本語版
中英語[ちゅうえいご]

中英語(ちゅうえいご、)または中期英語(ちゅうきえいご)、中世英語(ちゅうせいえいご)は1066年ノルマン・コンクエスト以後15世紀後半頃までの英語の名称である。文章に方言による大きな揺れが見られる。印刷の普及によって古英語の時代に用いられたウェストサクソン方言にかわってロンドンの方言(東アングリア方言)をもとに文語が形成された。そして、ラテン系言語であるオイル語の系統のフランス・ノルマン語語彙ノルマンディー公側近の貴族により大量に流入した。またこのころのスコットランド南東部のノーザンブリア方言がスコット人の話す英語いわゆるスコットランド語につながる。中英語以後1650年頃までを初期近代英語という。なお近代英語は中英語からの大母音推移を蒙ったため、両者の音韻組織は大幅に異なる。
==発音==
いわゆる黙字(Silent letter。発音されない文字)はなく、どの字も読む。knightはナイトでなくクニヒトと読む。
:Thanne longen folk to goon on pilgrimages
:And palmeres for to seken straunge strondes
:To ferne halwes, kowthe in sondry londes;
::''(ジェフリー・チョーサーカンタベリー物語より)''
straungeは二音節 (straun-ge)、palmeresは三音節 (pal-me-res) である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「中英語」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Middle English 」があります。



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