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中丸 三千絵(なかまる みちえ、1960年7月24日 - )は、日本のオペラ歌手(ソプラノ)。欧文表記だと「Michiè Nakamaru」。茨城県下館市(現・筑西市)出身。 == 人物・来歴・エピソード等 == 茨城県下館市稲荷町(現・筑西市)出身。栃木県・宇都宮短期大学附属高等学校(音楽科)を経て桐朋学園大学声楽科卒。同大学研究科修了。在学中よりニューヨーク、ザルツブルクに留学。1986年、小澤征爾指揮の「エレクトラ」で日本デビュー。 1987年イタリアに渡り、ミラノ・スカラ座と出演契約を結び、各地の名門劇場で主役を務めた。1988年第3回「ルチアーノ・パヴァロッティ・コンクール」優勝。ヨーロッパデビューを果たす。第4回「マリア・カニリア・国際声楽コンクール」優勝。1989年「フランチェスコ・パオロ・ネリア・コンクール」優勝。1989年『愛の妙薬』でルチアーノ・パヴァロッティと共演し、アメリカ・デビュー。 1990年彼女の夢であった「マリア・カラス・コンクール(イタリア国営放送RAI主催)」にて、イタリア人以外で初めて優勝。現在まで唯一の日本人優勝者である。 その後ミラノ・スカラ座にデビュー。以来、世界各国の歌劇場で、プラシド・ドミンゴ、ホセ・クーラ、リッカルド・ムーティ、ロリン・マゼール、ケント・ナガノなどの音楽家と共演。東芝EMIより20タイトルのアルバムをリリース。クーラ、ダニエル・デッシーらとローマ国立歌劇場のオペラ全曲版、ベルリン・フィルとの共演などがある。 1994年パリ・ベルサイユ宮殿において、中丸のファンだったダイアナ妃の前でユネスコ子供のためのチャリティー・コンサートを開いた。1998年より世界各地で小児がんの子供を支援するチャリティー・コンサートを行うなど、社会活動においても高い評価を受けている。 日本国内においてもリサイタル・ツアーの他、フィルハーモニア管弦楽団、ハンガリー放送交響楽団、スロヴァキア国立放送交響楽団などのソリストとして出演。2001年にはポーランド国立歌劇場日本公演『椿姫』のヴィオレッタ役で出演、絶賛を受ける。 また、メジャーリーグ開幕戦開会式、ワシントンでのサンフランシスコ講和条約締結50周年記念式典などの国際的イベントにおいて日米両国国歌を斉唱。 2007年にはイタリア大統領よりコメンダトーレ勲章授与。日伊文化交流組織委員、桐朋学園大学特任教授。最近は日本に拠点を移して活動している。 私生活では1995年に音楽プロデューサーの加藤和彦と結婚するが、2000年に離婚している。姉はノンフィクション作家の中丸美絵。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中丸三千繪」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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