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中国之怒吼[ちゅうごくのどこう]
『中国之怒吼』(、ちゅうごくのどこう、中国の怒吼)は、1945年(昭和20年)秋頃に、アメリカ製の映画『ザ・バトル・オブ・チャイナ』を編集・追加して中国(国民政府)で作られたプロパガンダ映画である。南京事件の証拠写真・映像として、この映画のシーンが使用されることもある〔渡部昇一『渡部昇一の昭和史』〕〔〔。 長崎原爆資料館では長崎の中国総領事館が「南京大虐殺の写真」を展示することを要求したことで、資料館は圧力に屈してこの宣伝映画の1コマをプリントして「泣き叫ぶ婦人の連行写真」として展示していたことがあったが、結果的に「信憑性に乏しい」と判断され撤去するに至っている〔産経新聞2000年1月19日〕。 また1983年(昭和58年)に公開された記録映画『東京裁判』(小林正樹監督)の中でも南京事件を説明する映像として、この映画の一部が使用された。それについて渡部昇一から「やらせ」を指摘され、小林監督は「確かに、あれは中国・国民政府が南京事件を告発するためにつくった映画のフィルムであり、いわゆるやらせがかなり多いことも、最初からわかっていました」と述べる一件も起こっている〔産経新聞1996年4月23日〕。 上海南駅での子供を映したシーンでは「発炎筒」を炊いて演出しているのではないかと指摘されている〔東中野修道・小林進・福永慎次郎・共著『南京事件「証拠写真」を検証する』 草思社、2005年〕。 == 脚注 == 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国之怒吼」の詳細全文を読む
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