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株式会社中国バス(ちゅうごくバス、英訳名''Chugoku Bus'')は、両備ホールディングスの子会社で、広島県東部をエリアとする両備グループの路線バス・貸切バスの会社である。 なお当社は、JR西日本グループである「中国ジェイアールバス」とは無関係〔ちなみに同社の車両での表記は「JRバス中国」となっている。〕。 == 概要 == 中国バスは福山市・尾道市・三原市を中心として広島県東部一帯の広範囲に路線を持ち、山間地の路線が多い。近年県内、県外(関西方面)への昼間高速バスを多数運行している。南北に伸びる鉄道が福塩線のみである事から、地域の生活の足として古くから幹線的な中長距離路線を運行している。 一方でローカル路線の乗客が減少したことや、高速バスの過当競争から経営環境が苦しく、乗務員に無理な運行を強いるなどの行為がたびたび露見し、当局より指導を受けるなどしてきた。経営環境は好転せず、2006年には整理回収機構の協力のもとで「企業再生スキーム」を活用した私的整理・再生手続きにより、経営権を岡山県の両備バス(現在の両備ホールディングス)に譲渡することを決めた。そして12月22日に両備バスが設立した新法人の「株式会社中国バス」が経営を引き継いだ。旧法人の「中国バス株式会社」は2007年3月8日に広島地方裁判所福山支部に破産手続きを申し立て、同12日に開始決定を受けている(負債総額は144億円)が、後述の通り2010年に破産廃止となり完全消滅している。経営状態のいい中国商事(のちのサルボ両備)については、両備グループに直接吸収される形となっている。 2012年11月1日からは、バス事業を廃業する井笠鉄道からの譲渡を受け、同社が展開していた一部路線と高速バス3路線、貸切バス事業を引き継いだ。旧井笠鉄道路線については、社内カンパニーの井笠バスカンパニーを新設して、同カンパニーの担当となる。なお、一般路線の中国バスにおける運行は、道路運送法第21条1項による緊急措置の扱いであることから2013年3月31日までの暫定措置となっており、2013年4月1日からの経営形態については年内に別途検討を行い、引き続き両備グループで引き受けとなった場合は新会社を設立して運行することを中国バスの親会社である両備ホールディングスは表明していた〔 - 中国バス 2012年10月18日〕〔井笠鉄道の破綻は井笠鉄道だけの問題ではない!-井笠鉄道バス路線再建案- - 両備ホールディングス 2012年10月18日〕〔 - 井笠鉄道 2012年10月12日〕。 2013年4月1日から、岡山県内完結路線と岡山県・広島県を越境する路線は中国バスの100%出資による子会社として設立した株式会社「井笠バスカンパニー」に承継し、福山市内完結路線については中国バス社内カンパニー「井笠バス福山カンパニー」による暫定運行を9月30日まで継続した後、10月1日から一部路線を廃止・中国バスの運行に一本化・デマンドタクシーに移行の上、越境路線と同様に井笠バスカンパニーにより運行することになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国バス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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