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中国民航機韓国着陸事件 : ウィキペディア日本語版 | 中国民航機韓国着陸事件[ちゅうごくみんこうきかんこくちゃくりくじけん] 中国民航機韓国着陸事件(ちゅうごくみんこうきかんこくちゃくりくじけん)とは1983年に発生したハイジャック事件である。台湾では犯行グループを「六義士」と呼んでいる。この事件を契機として中韓関係改善が進んだ。 == 事件の概略 == 1983年5月5日、中華人民共和国遼寧省瀋陽にある瀋陽東塔空港から上海市の上海虹橋国際空港に向かう中国民航所属の旅客機トライデントTr-2E(イギリス製ジェット旅客機、機体記号:B-296)が、離陸直後に6名の武装グループにハイジャックされた。ハイジャック時に操縦乗員5人のうち通信士と航法士が銃撃され負傷した。 機体は遼東半島上空から朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)上空を侵犯し、朝鮮半島の軍事境界線を通過し大韓民国の領空を侵犯した。ここで在韓米軍機がスクランブル発進してきたが、中国民航機は機体を左右に振らして恭順の態度を示した。その後戦闘機の誘導で江原道春川市にある在韓アメリカ軍基地に緊急着陸した。犯人は遼寧省の公務員であった卓長仁と姜洪軍ら男性5人と、その恋人1人の6人であった。彼らは乗員9名(運行乗務員5名と客室乗務員4名)と乗客90名(うち日本人3名)を解放した後、アメリカへの亡命を求め投降した。中国の旅客機がハイジャックされ国外に出た初めての事件であった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国民航機韓国着陸事件」の詳細全文を読む
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