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中国海警局(ちゅうごくかいけいきょく、)は、中華人民共和国の法執行機関である。海上交通安全業務や海上救難救助業務が任務外であるなど、諸外国の沿岸警備隊と異なる点を持つ。海洋政策執行機関、国家海洋局の内局である海警司が中国海警局の司令部として機能する。中国海警局は警察官庁の公安部から業務の指導を受ける。 == 沿革 == 2013年3月、第12期全国人民代表大会第1回会議に提出・承認された「国務院機構改革と職能転換案」及び「各部・委員会の管理する国家局の設置に関する国務院の通知(国発 15号)」に基づき、国家海洋局の中国海監国家隊、農業部の中国漁政国家隊、公安部の辺防海警、海関総署の海上緝私警察の、それぞれの船隊とその職責は国家海洋局内に整理統合され、中国海警局の名称のもとで新たに活動することとなった。 2013年7月には、国務院弁公庁が、「国家海洋局の主要職責、内設機構、人員編制規定」を公表し、国家海洋局の職責の変更、内部機構・人事の再編の内容を示した。記載された強化される職責の内、中国海警局に直接に関わる文章を抜粋し以下に記す。 「海上権益の維持と保護、法執行を強化し、中国海警部隊の統一計画、統一構築、統一管理及び統一指揮を行い、法執行行為の規範化を行い、法執行手続きの適正化を行い、海洋権益の維持と法執行能力を高度化し、海洋秩序と海洋権益を維持し守る。」としている。 海洋権益の維持と保護、法執行活動の具体的内容は、「国家海洋局の主要職責、内設機構、人員編制規定」の主要職責の項目に記述されている。その内容は次節に記載する。 同7月22日、北京市西城区復興門外の国家海洋局ビル内に中国海警局が正式に発足した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国海警局」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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