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中国荒政史[こうせい] 荒政(こうせい)とは、歴代中国王朝が災害にあって、民衆を救うために行う政策、現代における社会福祉政策を言う〔王が政務を怠るという意味で用いられることもあった(『書経』)〕。
== 古代 == 中国の王朝は早くから、地震、旱魃、洪水、蝗害、疫病といった社会不安を引き起こす災害の際に救済政策を行うものとされ〔「季春之月、天子布德行惠、命有司發倉麋、賜貧窮、振乏絕。」(『礼記・月令』)〕、その原形は西周期に確立し、「散利」(財を分かつ)、「薄征」(遠征を控える)、「緩刑」(刑罰を緩める)、「弛力」(労役を減免する)、「舍禁」(狩を解禁する)、「去幾」(交易の税を免ずる)、「眚禮」(省礼、儀式を減らす)、「殺哀」(略葬)、「蕃樂」(歌舞音曲を控える)、「多昏」(華美な婚礼を控える)、「索鬼神」(招福の祈祷),「除盜賊」(防犯)の12種が挙げられた〔「以荒政十有二聚萬民。一曰散利、二曰薄征、三曰緩刑、四曰弛力、五曰舍禁,六曰去幾,七曰眚禮,八曰殺哀,九曰蕃樂,十曰多昏,十有一曰索鬼神,十有二曰除盜賊」(『周礼・地官・大司徒』)〕。 先秦代には、すでに饑饉救済のため、富者から穀物を徵收し、貧者に配布するという勧分の制度が出現している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国荒政史」の詳細全文を読む
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