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中国西南航空4146便墜落事故 : ウィキペディア日本語版 | 中国西南航空4146便墜落事故[ちゅうごくせいなんこうくう4146びんついらくじこ]
中国西南航空4146便墜落事故(ちゅうごくせいなんこうくう4146びんついらくじこ、)とは1988年1月18日に中国西南航空4146便(イリューシン Il-18)が中国・重慶付近に墜落し、乗客乗員108人全員が死亡した事故である。 ==事故の概要== 4146便は北京・北京首都国際空港発重慶・重慶空港行き国内定期旅客便であり、乗客98人、乗員10人が搭乗していた。当日の4146便はB-222機で運行されていた。4146便が重慶に接近しているとき、機体の4番エンジン(右翼の外側のエンジン)で火災が発生した。その火災によりそのエンジンのマウントが焼け、そのエンジンが翼から落下した。これにより操縦不能となった。4146便は電力線と2軒のファームハウスに接触し、炎上した〔"108 die as Chinese plane crash-lands" ''The Age'', Melbourne, 20 January 1988, p.7 at google.com/newspapers retrieved 10 August 2012〕。この事故でそのイリューシン Il-18に搭乗していた全員が死亡した〔Aircraft accident Ilyushin Il-18D B-222 near Chongqing Airport retrieved 10 August 2012〕。 エンジン火災は燃料漏れによるものであった。エンジンのプロペラは激しい振動が原因で4番エンジンに取り付けられていた右スターター/ジェネレーターが高温になったため、パイロットがプロペラをフェザリング状態にしたところ〔「航空事故 増改訂版」210頁〕、フェザリング機構内部の高圧で油を供給するチューブを焼くほどに過熱した状態になり、チューブが破裂し漏れた油が発火した〔。そのため、4番エンジンはパイロンから落下したが、激しい振動のため左翼1番エンジンもフェザリング状態になり、操縦不能になったため墜落した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国西南航空4146便墜落事故」の詳細全文を読む
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