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中国青年救国団 : ウィキペディア日本語版
中国青年救国団[ちゅうごくせいねんきゅうこくだん]

中国青年救国団(ちゅうごくせいねんきゅうこくだん)は台湾における社団法人の一つ、簡称は救国団。前身は中国青年反共救国団
== 沿革 ==
1952年中華民国総統である蒋介石は“反共復国”の国策方針の下、青年への政治思想工作の必要性を認識し、3月29日の総統による青年節演説の中で青年組織の設立を提唱し、組織設立の事業は蒋経国により継承され計画が具体化された。10月31日、行政院は「中国青年反共救国団籌組原則」を公布、「中国青年反共救国団」を台北市に成立させ、蒋経国を初代主任に選出した。成立当初は中国国民党大陸統治期間に組織した三民主義青年団に類似した政府系政治組織としての色彩が強いものであった。
しかし政治環境の変化に従い、救国団は政治団体としての性格から主要業務を週末、夏季冬季休暇の青少年の国内外でのイベント旅行留学等を行なう組織となり、高級中学や国民中学の生徒を対象とするようになった。
1989年8月28日、救国団は人民団体法に基づき内政部及び台北地方法院に「教育サービスを中心とした公益社団法人」として申請、登録した。これにより反共団は正式に政治組織機構から離脱した社会法人に転身した。しかし救国団の政治的影響力は依然として強大なものがあり、高中教科書編纂が民間に開放される以前、政治色彩の強い軍訓課程教科書は救国団が支配する幼獅文化出版により出版されるなど、教育方面では尚も影響力を有していた。
2000年10月25日、救国団は八十九年団員大会臨時会出席団員決議を通過させ、「中国青年救国団」と改称した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「中国青年救国団」の詳細全文を読む



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