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中国共産党中央規律検査委員会[ちゅうごくきょうさんとうちゅうおうきりつけんさいいんかい]
中国共産党中央規律検査委員会(ちゅうごくきょうさんとうちゅうおうきりつけんさいいんかい)は、中国共産党の路線の実行や党紀の整頓、党員の腐敗などを監督する機関。略称は中規委。委員は中国共産党全国代表大会で選出され、書記、副書記、常務委員は中規委全体会議で選出される。規律検査委員会は各地方に存在し、通常は政府の監察部と合同で動く。なお、中国での名称は中央紀律検査委員会であるが、日本では、外務省においても、規律と紀律の両方を使用している〔紀律の例:最近の中国情勢と日中関係 2006年6月作成、2008年2月17日閲覧。規律の例:平成5年版外交青書 1993年作成、2008年2月17日閲覧。〕。 == 概要 == 創設は1927年に設立された中央監察委員会にまで遡る。1949年の中華人民共和国成立時に中央規律検査委員会と改められる。1955年、中央監察委員会に再改称したが、文化大革命勃発時に消滅。1978年の第11期3中全会において中央規律検査委員会として復活。陳雲が第一書記に任じられ、劉少奇など文化大革命の被害者の名誉回復を行うと共に四人組問題を処理した。 歴代書記の顔ぶれを見れば分かるように、重職である。当初は思想の徹底に重きが置かれており、整風運動の推進や、高崗・鐃漱石の反党事件の処理などを行っていたが、現在では近年多発している党員の腐敗の防止・対策・摘発に重点が置かれている。 長江公司事件では、北京市党委書記で、事件に密接に関わっていたとされた陳希同を政治局委員から解任、当時中規委書記だった尉健行が北京市の党委書記を兼任した。遠華密輸事件でも副書記だった何勇が陣頭に立ち解明にあたった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国共産党中央規律検査委員会」の詳細全文を読む
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