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中将(ちゅうじょう、ちゅうしょう)は、もともとは律令制における官職の一つ。転じて軍隊の階級の一。将官に区分され、大将の下、少将の上に位置する。英呼称は、陸軍が lieutenant general(ルーテネント・ジェネラル)、海軍が vice admiral(バイス・アドミラル)。 また、通常スペイン語でGeneral de divisiónは少将とされているが、中南米では中将位とする国もある。フランスやイタリア陸軍では「軍団将軍」と呼称される。 *近衛中将。律令制における左右の近衛府の次官。官位相当は従四位下。正三位や従三位の者が在任している場合、三位中将と称された。蔵人頭を兼ねた場合、頭中将と称した。 *陸軍では主に軍司令官、軍団長等(准将が無い陸軍では師団長〔ナポレオン戦争時のイギリス陸軍でも、ワーテルローの戦いで第5歩兵師団長であったトーマス・ピクトン将軍のように、中将の師団長も多かった。〕)を務める。初叙位階は従四位に相当した。 *海軍では主に艦隊の司令長官、戦隊司令官等を務める。初叙位階は陸軍同様、従四位に相当した。 *空軍では主に航空軍司令官等を務める。 また、准将を置かずに「上級大将・大将・中将・少将」の将官4階級制を採る軍隊においては「大将」が一般的な中将に相当するとされる(上級大将参照)。 == 律令制における中将 == 左右近衛府の次官。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中将」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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