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中空軸平行カルダン駆動方式 : ウィキペディア日本語版 | 中空軸平行カルダン駆動方式[ちゅうくうじくへいこうかるだんくどうほうしき]
中空軸平行カルダン駆動方式(ちゅうくうじくへいこうカルダンくどうほうしき)とは、電車のモータ駆動方式のうち、カルダン駆動方式の一種。1941年にスイスの電機メーカー、ブラウン・ボベリが開発し、チューリッヒ市交通局の路面電車に採用された「ディスクドライブ」方式が原型とされる。 == 概要 ==
モーターは輪軸に平行配置して台車枠に支持されており、モーターの電機子軸を太めの中空軸とし、その両端にたわみ板継ぎ手を装備して、中空軸の中に一本の駆動軸(ねじり軸と呼ばれる)を通す構造となっており、動力の伝達は、中空軸→モーター出力軸の反対側のたわみ板継ぎ手→中空軸の中の駆動軸→モーター出力軸側のたわみ板継ぎ手→小歯車と伝達される。これにより、たわみ板のずれの角度を押さえ、幅を広げずに継ぎ手のたわみ幅を小さく押さえることができるほか、輪軸の振動と変位は、小歯車と大歯車で構成された歯車装置を介してたわみ板継ぎ手で吸収されるので、高速走行時でもスムーズに動力を伝達できる。モーターと歯車装置は、共に台車枠に支持され〔歯車装置は吊り装置により台車枠から吊り下げられている。〕、その重量が台車の軸ばねを介して輪軸に掛かるため、ばね下重量が小さくなり、レールや台車への衝撃が少なくなる。 モータ直径は大きくなるものの、WN駆動方式に比して電機子軸方向の寸法を短くできることから、特に狭軌鉄道に適する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中空軸平行カルダン駆動方式」の詳細全文を読む
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