|
中国人民解放軍陸軍(ちゅうごくじんみんかいほうぐんりくぐん)は、中華人民共和国の陸軍組織であり、人民解放軍の陸軍部門である。 人民解放軍の軍令・軍政組織は陸軍にあたる部門が他の軍種に対して優位を持つ組織形態になっており、解放軍陸軍は人民解放軍の中核であり、主体組織である。〔英語で特に陸軍組織だけを指す場合には「''People's Liberation Army Ground Force (PLAGF:直訳では「人民解放軍陸上部隊」) ''」の語が用いられるが、海軍部門が「People's Liberation Army Navy (PLAN,PLA NAVY) 」、空軍部門が「People's Liberation Army Air Force (PLAAF) 」と表記される事に対し、“Ground Force”と特記しない「People's Liberation Army(PLA) 」のみの表記でも特に説明のない場合は陸軍組織のみを指すことが通例である。 日本の政府公式表記、もしくはメディアでの表記・呼称では「中国陸軍」と表記されることが多く、正式名称の「人民解放軍陸軍」が用いられることは少ない。また、陸軍組織のみを指して「人民解放軍」と表記されていることも多い。〕 == 概要 == 兵力140万人(2007年度)〔『世界軍事年鑑2007』。解放軍出版社が2007年12月に発行した同年鑑で、兵力の概要が初めて公開された。〕、近代化のため兵力削減傾向にあり、最新鋭戦車の生産数よりも旧式の59式戦車などの退役数が上回っているため、MBT保有数は段階的に縮小している。兵役は志願兵制をしいている。法律では不足に応じて、選抜徴兵制を実施することになっているが、不足した事は今までにない。 全体として近代化を進めつつある。陸軍は地域別の軍区に区分されるが、軍近代化により多くの軍区が削減され、現在は七大軍区制となっている。軍区司令官は所属の空軍及び海軍に指揮権を有する。 軍団に相当する集団軍は、数個の歩兵師団ないし旅団に各1個の機甲と砲兵師団ないし旅団、その他の部隊から構成される。全軍では歩兵師団23個(うち機械化4個)、歩兵旅団29個(うち機械化5個)、機甲師団9個、機甲旅団8個、砲兵師団2個、砲兵旅団17個が存在している。〔米国防総省Military Power of the People's Republic of China2008〕なお、量的軍縮に伴い師団が縮小され旅団に改編される傾向が続いている。2008年度には49ヶ国の駐在武官を招いた記者会見で初めて陸軍航空隊のヘリコプター保有数が公開され、500機近くを保有している事がわかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国人民解放軍陸軍」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 People's Liberation Army Ground Force 」があります。 スポンサード リンク
|