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中華民国の文化的制度 : ウィキペディア日本語版
台湾[たいわん]

台湾(タイワン、、: Tâi-oân)は、東アジア島嶼である。
1945年に当時中国大陸を本拠地とした中華民国の統治下に入り、1949年に中華民国政府が台湾に移転した。1955年以降、中華民国は台湾本島以外にも澎湖諸島金門島馬祖島及びその他諸島実効支配しているが、全体の面積に占める台湾(本島)の割合は99%以上になる。そのため、中華民国の通称として「台湾」と表記される(詳細は定義参照)。近隣諸国としては、東及び北東に日本、南にフィリピンがある。首都は台北市である。大合併により成立した新北市は、台北市及びその外港である基隆市を囲む大都市圏を包含し、2015年時点では同島で人口最多の都市である。
== 概要 ==
かつては「フォルモサ」 (, 「麗しの島」) として知られた台湾島は、漢民族が同島に移住し始めた17世紀における大航海時代オランダ及びスペインの植民まで、台湾原住民が主に居住していた。1662年、寄りの支持者である鄭成功はオランダを追放し、同島初の漢民族の政治的実体である東寧王国を設立した。は後に同王国を破り、台湾を併合した。1895年に日清戦争の結果下関条約にて台湾が日本に割譲されるまでには、台湾の居住者の大多数は祖先又は同化のいずれかにより漢民族であった。現在のDNAの調査によれば、8割が南方アジア系である。1912年、中華民国が中国に設立された。1945年における日本の降伏後、中華民国は台湾の統治を引き継いだ。国共内戦後、中国共産党中国大陸を完全に支配し、1949年には中華人民共和国を設立した。中華民国は政府を台湾へと移転し、同国の法域は台湾及びその周囲の諸島に限定された。1971年、中華民国が当初占有していた国際連合での中国の議席を中華人民共和国が継承した。多くの国が中華人民共和国へと国際的承認を切り替えるにつれ、中華民国の承認は次第に失われてきた。現在国連加盟21箇国及び聖座のみが中華民国と公式の外交を有するが、他の多くの国家とは駐在員事務所経由で非公式な関係を有する。そのため、多くは公式に台湾を中華人民共和国台湾省また台湾地域と表記している。
憲法上、中国大陸及び外蒙古を含む定義における「中国」全てを主権国家として政府が主張するかどうかに関して論争が存在するが〔http://www.judicial.gov.tw/constitutionalcourt/p03_01_printpage.asp?expno=328〕、1992年以来、中華民国は中国大陸を取り戻すことを政治的目標にはしていない。しかし、政党の連立に大いに依存する中国との関係の政治姿勢を定義する政府の立場は責任を負っている。一方、中華人民共和国は自らを中国唯一の合法的な代表であると強く主張し、主権国家としての中華民国の地位及び存在を否定し、台湾を中華人民共和国統治権下の台湾省として主張する。中華人民共和国は台湾独立のいかなる公式な宣言への反応として軍事力を行使すると脅迫し、平和的な再統一はもはや不可能であると考えている。中華民国におけるナショナル・アイデンティティの問題だけでなく両岸関係も台湾の政治において重要な要因であり、政党及び各政党支持者間の社会的及び政治的区分の原因となっている。
20世紀後半に台湾は急速な経済成長及び工業化を経験し、現在では先進国である。1980年代及び1990年代初頭、普通選挙で複数政党制民主主義に発達した。台湾はアジア四小龍の一角であり、WTO及びAPEC加盟地域である。世界第21位の経済規模を有し〔CIA World Factbook- GDP (PPP) 〕、世界経済においてハイテク産業は重要な役割を担っている。台湾は言論の自由、医療、公教育、経済的自由、人間開発の観点から上位に順位付けされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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