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中華民国国防部軍事情報局(略称:軍情局、英語:Military Intelligence Bureau;略称:MIB)とは、中華民国国防部の軍事情報機関。 日中戦争時代は、軍事委員会調査統計局と呼ばれ、略して軍統として知られた。 ==歴史== ===特務処時代=== 中華民国の軍統系情報機関の歴史は、北伐時代に始まる。1928年、国民革命軍総司令蒋介石は、総司令部内に密査組を設立した。戴笠が同組の主持を担当し、北伐前線の軍事情報の調查収集を担当した。 1931年に満州事変、1932年には第1次上海事変が起こった。1932年3月、国民政府軍事委員長蒋介石は、高級軍事会議を招集し、情報網を組織し、調査資料を収集し、国內外情勢を研究して、外敵を防ぎ、国家安定の参考にすることを決議した。同年4月1日、特務処が設置された。同年9月、軍事委員会に調査統計局が設置され、特務処は第二処に改称されて同局の管轄下に入った。 ===軍統局時代=== 1937年、日中戦争が勃発し、情報工作が日増しに重要となったため、特務処は軍事委員会調査統計局(軍統)に拡大された。局長は軍委高級長官が兼任し、副局長は戴笠が務め実務を担当した。 ===保密局時代=== 終戦後の1946年5月、国民党政府は南京に復帰し、軍事委員会が廃止され、国防部が成立した。同年8月、軍統局は国防部保密局に改編され、保全・防諜工作を担当した。 1950年6月、保密局が正式に編成された。台北士林芝山岩に局本部を設置し、国内保安工作と情報収集を担当した。 ===情報局時代=== 1955年、情報機関の改革が行われ、保密局は国防部情報局に改編された。防諜・捜査等の業務は、司法行政部調査局に移管され、情報局は、事後、戦略情報の収集・分析を任務とすることとなった。 ===現在=== 1985年7月1日、情報局と国防部特種情報室の統合により軍事情報局設立。軍事情報局は、国防部参謀本部に隷属し、参謀総長の指揮を受ける。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中華民国国防部軍事情報局」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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