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中華航空の航空事故 : ウィキペディア日本語版
チャイナエアラインの航空事故[ちゃいなえあらいんのこうくうじこ]
チャイナエアラインの航空事故(チャイナエアラインのこうくうじこ)では、台湾中華民国)の航空会社であるチャイナエアライン(旧・中華航空(1995年まで)を含む)の航空機による事故について解説する。なお、機体が全損しないまでも、負傷者を出したりしたため、大きく報道された航空事故も含まれている。
==墜落事故==

*1969年1月2日:中華航空227便(ダグラスDC-3、機体記号B-309)
:台東から高雄に向けて巡航中に乱気流に遭遇し墜落。乗員乗客24人全員が死亡した。
*1970年8月12日中華航空206便日本航空機製造YS-11、機体記号B-156)
:悪天候のもと、台北松山空港への着陸に失敗し墜落。乗員乗客31人中14人が死亡、17人が負傷した。
*1971年11月20日中華航空825便シュド・アビアシオン カラベル、機体記号B-1852)
:大阪国際空港から台北を経由して香港へ向かっていたが、台湾海峡でにより空中爆発し墜落。乗員乗客25人全員が死亡した。
*1979年9月11日:中華航空墜落事故(ボーイング707-324C、機体記号B-1834)
:訓練飛行で台湾桃園国際空港の近く台湾海峡に墜落、乗員6人が死亡した。
*1980年2月27日:中華航空811便着陸失敗事故(ボーイング707-320、機体記号B-1826)
:マニラ空港に着陸失敗、乗客2人が死亡した。
*1986年2月16日:中華航空2265便(ボーイング737-200、機体記号B-1870)
:台北から澎湖諸島に向かっていたが、着陸寸前に近くの海上に墜落。乗員乗客13人全員が死亡した。なお同機は1969年に製造され、以前全日本空輸が運航かつ日本で最初に導入されたボーイング737(元JA8401)であった。
*1989年10月26日:中華航空204便(ボーイング737-200、機体記号B-180)
:花蓮から台北にむけて離陸して3分後に、パイロットが出発経路を誤ったため山腹に激突。乗員乗客54人全員が死亡した。
*1991年12月29日中華航空358便(貨物便)、ボーイング747-200F(機体記号B-198)
:上昇中に第3エンジンを主翼に止めるヒューズピンが破断し脱落。同時に第4エンジンも脱落し台北の北東約20kmに墜落。乗員5人全員が死亡した。
*1994年4月26日中華航空140便エアバスA300-600R、機体記号B-1816)
:旧名古屋空港着陸時に副操縦士が誤って着陸復航モードの自動操縦状態にしてしまい、その状態のまま無理矢理着陸しようとするも上手くいかず、そのため着陸復航しようとするも、機首上げ操作のみが作動したため垂直上昇しすぐに失速して墜落。乗客乗員271人中264人が死亡、7人が重傷を負った。この事故では損害賠償を巡って2003年まで争われた(中華航空が責任を認めた)。日本国内で起こった中華航空の墜落事故は本件のみなので、日本国内では単に中華航空機墜落事故と呼ばれている。
:''この事故の後、1995年に日本名呼称を「チャイナエアライン」に変更''
*1998年2月16日チャイナエアライン676便墜落事故(エアバスA300-600R、機体記号B-1814)
:台北中正国際空港(現・台湾桃園国際空港)の近くの住宅街に墜落、乗員乗客196人全員と、近隣住民6人の合わせて202人が死亡した。 上の140便の事故と同機種で、しかも状況(着陸態勢)や理由(着陸復航のために自動操縦モードを解除した後、垂直に近く機首が上がって失速)も酷似していたため、チャイナエアラインは大きな批判を浴びた。
*1999年8月22日チャイナエアライン642便着陸失敗事故マクドネル・ダグラスMD-11、機体記号B-150)
:香港国際空港に台風による強い風の中を着陸しようとしていた、バンコク発香港経由台北行きの旅客機(機体塗装はマンダリン航空)が、台風の突風に煽られて機体が傾いたため、主翼から接地し機体がひっくり返って爆発炎上。幸い火はすぐに消し止められたが、乗客3名が死亡、208名が重軽傷を負った。現在の香港国際空港初の死亡事故となった。
*2002年5月25日チャイナエアライン611便空中分解事故(ボーイング747-200、機体記号B-18255)
:過去に同機は離陸時にしりもち事故を起こしていた。この際の機体スキンの修理が不適切だったため、金属疲労による亀裂が発見されることなく、徐々に進行していった。そしてついに台湾海峡上空で空中分解して墜落。乗員乗客225人全員が死亡した。 

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チャイナエアラインの航空事故」の詳細全文を読む



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