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アメリカ合衆国中西部(アメリカがっしゅうこくちゅうせいぶ、)とは、アメリカ合衆国の中央部北側にある州を集合的に呼ぶ呼称である。 属する州は、ウィスコンシン州、オハイオ州、インディアナ州、イリノイ州、ノースダコタ州、サウスダコタ州、ネブラスカ州、アイオワ州、ミネソタ州、ミシガン州、カンザス州、ミズーリ州など〔Census Regions of the United States 〕。 == 概要 == 住民構成はゲルマン系やドイツ化したソルブ系(西スラヴ系)などのドイツ系アメリカ人の人口が最多数で(ウィスコンシン州・ノースダコタ州・サウスダコタ州などは40%以上)、宗教も唯一アメリカ国内でカトリック(ウィスコンシン州・オハイオ州・インディアナ州・イリノイ州・ミシガン州など)が多い地域でもある。言語はペンシルベニアドイツ語(アメリカドイツ語)やアメリカ英語などを使用する。 2006年の人口統計局の推計人口は66,217,736人である。地続きのアメリカ合衆国で地理上中心およびアメリカ合衆国人口の分布中心が中西部の中にある。アメリカ合衆国国勢調査局はこの地域を北東中央諸州(基本的に五大湖周辺の州)と北西中央諸州(基本的にグレートプレーンズの州)に分けている。 都市圏人口946万人を有する全米3位の都市シカゴがこの地域最大の都市であり、続いて430万人のデトロイト(全米12位)。他の主要な都市にはコロンバス、ミネアポリス-セントポール、インディアナポリス、クリーブランド、セントルイス、カンザスシティ、ミルウォーキー、シンシナティ、ウィチタ、デモイン、マディソンおよびオマハなどが挙げられる。 中西部という言葉は100年以上も通常に使われてきた。他の表現は段々と使われなくなった。例えば、「北西部」であったり、「古北西部」(北西部領土からきている)や「中央アメリカ」あるいはハートランド(Heartland)である。著作「ミドルタウン」が1929年に著されて以来、社会学者は地域全体の標準的呼び方として中西部都市および単に中西部を使うようになった〔Sisson (2006) pp 69-73; Richard Jensen, "The Lynds Revisited," ''Indiana Magazine of History'' (Dec 1979) 75: 303-319, online at 〕。アメリカ合衆国中西部の地域は、北東部、西部、南部およびサンベルト地帯に比べて、人口に対しての高い雇用率(16歳以上の雇用者の比率)を誇っている〔Bureau of Labor Statistics 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカ合衆国中西部」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Midwestern United States 」があります。 スポンサード リンク
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