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中間径フィラメント(ちゅうかんけいフィラメント、intermediate filament)は、細胞骨格を構成するフィラメント成分の一つであり、アクチンフィラメントと微小管の中間の太さである。また、細胞骨格の3つのフィラメントの中で最も溶けにくい繊維である。核を囲む形で篭状の構造をとり、核を固定する働きをしている。 中間径フィラメントには、ケラチンフィラメント、ニューロフィラメント、デスミン、ビメンチン、神経膠細線維性酸性蛋白質(GFAP)などがあり、細胞の種類によって、どの中間径フィラメントを持つかが決まっている(=細胞特異性がある)。また中間径フィラメントは以下のように分類されている。 TypeⅠ:酸性ケラチン TypeⅡ:塩基性ケラチン TypeⅢ:ビメンチン、デスミン、GFAP、ベリフェリン TypeⅣ:ニューロフィラメント TypeⅤ:ラミン TypeⅥ:ネスチン ==中間径フィラメントの構造== 中間径フィラメントを構成するタンパク質に共通して見られるのは、N末端とC末端の球状構造と、分子の中央部分に見られるより合わせコイル構造をもつことである。球状構造は他のタンパク質との相互作用による。より合わせコイルは2つのタンパク質が結合し、これが一つの単位となって逆平行の四量体が形成される。更にこの四量体が会合してフィラメントを形成している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中間径フィラメント」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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