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中間連結器 : ウィキペディア日本語版
連結器[れんけつき]

連結器(れんけつき、Coupler)は、鉄道車両の車両同士を結合し、牽引時の引張力・推進時の圧縮力を伝達する装置である。
牽引自動車の連結装置については第五輪を、乗用車ライトバンピックアップトラック用トレーラーの連結装置についてはライトトレーラーを参照。
== 連結器の機能 ==
連結器に要求される機能は、おおよそ以下の通りである〔電気車研究会『鉄道ピクトリアル』1975年7月号 No.308 特集 自動連結器一斉取替記念号、1975年、6-12、15頁〕〔久保田博『鉄道車両ハンドブック』グランプリ出版、1997年、219、252-258頁〕。
; 引張力の伝達・連結の確実さ
: 車両間の引張力を伝達することが、連結器の基本的な機能である。機関車が客車をけん引する列車であれば、機関車と次の客車の間に最大の引張力がかかる。特に上り勾配、加速中にはさらに大きな力がかかるため、これに耐えられる強度が要求される。また大事故につながる危険があるため、連結が切れ車両が分離する事故(列車分離と称する)は絶対に避けなければならない。従って、充分な強度を持つだけでなく、一部の部品が壊れても連結が切れない機能を持つ連結器が望ましい。
; 容易な連結・解放
: 前述の「引張力の伝達・連結の確実さ」と相反する要素であるが、連結器は車両の連結・解放が容易かつ確実に実施できなければならない。但し、日常的に編成が固定されている車両同士においては、この限りではない。
; 圧縮力と衝撃の吸収
: 下り勾配、減速中、機関車が客車を後方から押すような場合において、推進(圧縮)力を受けるので、これに耐えられる強度が要求される。その他、客車では乗り心地向上、貨車では荷崩れ防止、そして何より安全確保のため、車両の連結や運転中に生ずる衝撃による前後動を吸収し、車体が両側から押されて持ち上がったり破壊されたりしないよう、緩衝装置が設けられる。
; 左右・上下動への対応
: 列車が曲線やポイントなどを通過する際には、前後の車両が互いに各方向に傾き、また上下動や荷重による車体の沈み具合によって高さに食い違いが発生するので、これらに対応する性能も求められる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「連結器」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Railway coupling 」があります。



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