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丸和(まるわ)は、広島県に本社のあるスーパーマーケットチェーン「ユアーズ」の店舗のうち、福岡県を中心とした地域で展開する店舗ブランド名。 2011年4月30日までは、福岡県北九州市小倉北区に存在した同名の企業(株式会社丸和)が「丸和」「ラ・パレット」などの店舗ブランドでスーパーマーケットチェーンを展開していたが、2011年5月1日をもって、「ユアーズ」に吸収合併された。 == 概要 == 株式会社丸和は福岡県北部・山口県西部を中心に長崎県対馬市、大分県北部などに店舗を展開していた。山口県の店舗の大半は、下関市に本拠を置いていたスーパー「丸富」の店舗を譲受したもの。日本で初めてスーパーマーケットのシステムを導入した企業でもあり、スーパーマーケットとして初の24時間営業を開始するなど、先駆的な取り組みを行ってきた企業でもある。2007年、創業60周年を機にロゴマークを一新している。 近年の不況のあおりを受けて経営難に陥り、広島地場のスーパーマーケット「ユアーズ」の傘下に入って同業アパンダの九州地区における店舗と共に経営再建を目指していたが、二期連続で営業損失を計上するなど好転の兆しがなかなか見えない状況となっていた。 このため、2010年6月30日にユアーズと共同で事業再生ADR手続の申請を行い、抜本的な事業再生に着手することになった。事業再生計画では、両者の管理コストの削減を目指し、2011年5月1日にユアーズが丸和を吸収合併し、既存店舗の改装や不採算店舗の閉鎖などのリストラを推進することとしている。合併後は法人名義としての「丸和」は消滅するものの、ユアーズによる店舗ブランドの一つとして存続する見通し。 事業再生計画に基づく不採算店舗の閉鎖にあたっては、2009年11月以降、2011年1月までの間に、旧・アパンダ及び旧・丸富の店舗を中心に21店舗を閉鎖または近日閉鎖予定とした。閉鎖店舗は北九州市7店舗、筑豊地区(飯塚市・田川市・田川郡)5店舗、山口県長門市4店舗など、建物の老朽化したエリア内の小規模店舗を建て続けに閉鎖するなどドミナント戦略の大幅な見直しを進めている。 丸和は長年、子会社を通じ「小僧寿しチェーン」の福岡県・山口県におけるフランチャイジーとなっていたが、2007年8月末にフランチャイズ契約を解消。小僧寿し名義で展開していた店舗を丸和本体の新ブランド「寿司本舗 季咲楽(きさら)」名義の店舗へ全店変更し、かつて小僧寿し時代に得たノウハウを以って促進を進めていた(メニューなどは殆ど変更されていない)。「季咲楽」事業については、リストラの過程において佐賀市に本社を置くららら社に1,700万円余りで売却(負債は引き継がず)。本業への事業集約を明確にした。 なお、愛知県に本社を置く電子部品用の大手セラミックメーカーである株式会社MARUWAとは何も関係ない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「丸和」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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